三谷幸喜の監督映画“出すぎ”俳優ランキング 1位はなんと皆勤賞
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■1位 梶原善
三谷が監督した映画の全作品に出演しているのが、梶原善だ。梶原は岡山県出身で、三谷が主催した劇団・東京サンシャインボーイズに所属。解散後は、『王様のレストラン』『古畑任三郎』(どちらもフジテレビ系)など、数多くの三谷脚本ドラマに出演した。三谷が映画に進出すると、初監督作品の『ラヂオの時間』から『記憶にございません!』まですべてに出演。最新映画『スオミの話をしよう』にもレストランの店員役で登場しており、全作品出演記録は継続となった。
梶原は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で暗殺者、善児を熱演。三谷は朝日新聞の連載「三谷幸喜のありふれた生活」で「河原で人を殺すシーンが多かったせいで『オレ、もう川に遊びに行けないですよ、みんな、逃げていく』と善が嘆いていた」と明かしている。このドラマで三谷幸喜が第41回向田邦子賞を受賞した際には、贈呈式で梶原が涙を流して喜んでおり、2人の絆の深さを伺わせている。
三谷は梶原の『スオミの話をしよう』出演について「僕が監督した全ての映画に出演している唯一の俳優。もはや縁起物なので、今回もワンシーンだけ出てもらった」とコメント。梶原は「他の監督の映画だったら、もうちょっといい役もやってるんだけどなあ」とボヤいていた。
※1 俳優・阿南健治に聞く【前編】不遇時代を元気に生きる方法 キネヅカ
https://www.kinezuka.jp/kenji-anan-1/(参照 2021‐8‐2)