アジア王族の桁違いの結婚式 世界のロイヤルメンバーが集結、10日間にわたる行事も
10日間にわたって行われた婚礼行事 (C)Zeta Image
アゼマ王女の挙式からおよそ1年、軍務に就くほかプロのポロ選手でもあり、インスタグラムやTikTokでもその名を知られ、天皇即位の礼のため来日した際はイケメンぶりが世を騒がせるなど、最も魅力的な独身男性の1人として人気を誇ってきたマティーン王子が結婚した。お相手は、スルタンの特別顧問の孫娘で実業家のアニシャ・ロスナさん(現アニシャ妃)。王子とは幼なじみだったよう。
ディオールのドレスに身を包んだアニシャ妃 ※「アブドゥル・マティーン王子」インスタグラム
マティーン王子の結婚式は10日間にわたって行われ、サウジアラビアとヨルダンの王族や、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領(当時)、フィリピンのフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領など、総勢5000人が招かれたそう。結婚の儀式では、マティーン王子は軍の礼服に身を包み、アニシャ妃はディオールによるミニマムなロングスリーブのドレスをチョイス。一見シンプルながら、金糸を織り込んだ光沢あるファブリックが、華やかかつエレガント。王子の妹アゼマ妃が結婚式で身に着けたティアラをベールに合わせ、ネックレスとイヤリングもダイヤのひと粒ひと粒が主役級だった。
披露宴ではズハイル・ムラドのドレスにお着替え ※「アブドゥル・マティーン王子」インスタグラム
ボルキア国王の公邸で行われた披露宴では、ズハイル・ムラドのドレスに着替え、ティアラもブルネイ王室に嫁いだ花嫁が歴代身に着けてきたというサレハ王妃が所有するボリュームあるものにチェンジ。アニシャ妃はここでも、大粒のダイヤを連ねたネックレスに、さらなる大きさのペンダントトップを合わせ、リングとブレスレット、イヤリングもダイヤモンドで統一。マティーン王子も、フォロワー310万人超を誇る自身のインスタグラムにてアニシャ妃の美しさを早速披露していた。
ロイヤルウェディングはお国柄や伝統、歴史、宗教観が現れるものだけど、アジア諸国の王家の結婚式は、その華やかさもバラエティも、まさに格別。世の中にはまだまだ独身王子&プリンセスが残されているので、ぜひアンテナを張ってみて。(文:寺井多恵)