アジア王族の桁違いの結婚式 世界のロイヤルメンバーが集結、10日間にわたる行事も
周囲をマレーシアに囲まれた東南アジアの小国ブルネイ。同国の国王(スルタン)にして、首相・国防相・財務相・外相を兼任するハサナル・ボルキア国王は、ギネスに認定されたこともある資産家で、世界に数ある王室の中でもリッチなことで知られる。そんな国王とマリアム元第2王妃との間に生まれたアゼマ王女が、2023年1月に、いとこにあたるペンギラン・ムダ・バハール氏と結婚。
新郎新婦の手に粉を塗る伝統儀式 ※「アブドゥル・マティーン王子」インスタグラム
イスラム教の伝統に則った儀式や、色付けしたパウダーに香油を混ぜて新郎新婦に塗布して祝う伝統行事、新郎新婦個別に行う儀式など、結婚行事は7日間にわたり、その度に新郎新婦は美しい衣装にチェンジ。衣装に合わせてティアラやジュエリーの数々がお披露目された。
アゼマ王女の結婚式のために作られたティアラ ※「Flower Diamond」インスタグラム
ウェディングドレスに合わせたティアラは、シンガポールの有名ジュエラー「Flower Diamond」製で、合計838個、132 カラットを超える天然ダイヤモンドをあしらった超豪華なアイテム。
アゼマ王女とペンギラン・ムダ・バハール氏の結婚式 ※「アブドゥル・マティーン王子」インスタグラム
さらに注目すべきは、ドレスに合わせたダイヤモンドのブーケ。ブルネイ王室では1990年代からずっと、親族の花嫁全員がダイヤモンドブーケを手に、永遠の愛を誓っているそう。同王室の結婚式においてダイヤモンドは、その美しさや金銭的価値に留まらず、国の文化遺産や、家族の伝統、そして愛と献身を象徴するものだという。弟のマティーン王子はインスタグラムで式の様子を公開。「大切な姉とBJBおめでとう」と綴り、黄金に輝く王宮で、アゼマ王女が国王らの前でうやうやしく跪(ひざまず)く姿などがシェアされた。