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堂本光一、最後の帝劇『SHOCK』で語っていた言葉<きょう帝国劇場“最後の日”>

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25年2月末で建て替えのため一時休館する帝国劇場
25年2月末で建て替えのため一時休館する帝国劇場 クランクイン!

 “日本ミュージカルの聖地”として親しまれる東京・丸の内の帝国劇場が、本日をもって建て替えのために一時休館。今夜21時からは『さよなら帝国劇場 最後の1日 THEミュージカルデイ』(日本テレビ系)が生放送され、井上芳雄、市村正親、堂本光一がMCを務める。帝国劇場は、1911年に日本初の本格的な西洋式大劇場として生まれ、1966年に現在の2代目帝国劇場が開場した。『マイ・フェア・レディ』や『レ・ミゼラブル』など、名だたるミュージカルを上演し、愛されてきた帝国劇場を語る上で、外せないのが堂本光一が主演を務める「SHOCK」シリーズだ。この記事では、2000年11月の初演『MILLENNIUM SHOCK』以来、堂本光一が国内ミュージカル単独主演記録を更新し続けた『SHOCK』と帝国劇場を振り返っていく。

【写真】堂本光一、帝劇で華麗なるフライング 『Endless SHOCK』ファイナル公演ゲネプロの様子

■帝劇史上最年少の座長に

 堂本が初めて帝国劇場で主演を務めたのは、2000年11月に上演されたミュージカル『MILLENNIUM SHOCK』。当時堂本は21歳で、帝劇史上最年少の座長となった。歴史ある帝国劇場の舞台ということで、当時は堂本のもとに批判の声も届いたという。2005年からは堂本が脚本・演出・音楽すべてを手がけ、『Endless SHOCK』に。タイトルと内容を一新した。『SHOCK』は初演以来、全公演のチケットが即日完売。『SHOCK』シリーズは、2024年11月29日に大千穐楽を迎え、24年間の歴史に幕を下ろした。

 『Endless SHOCK』の舞台は、ショービジネスの中心、ニューヨーク・ブロードウェイ。常に頂点を目指し続けるエンターテイナー・コウイチが率いるカンパニーを中心に物語が進んでいく。本作では、ショービジネスの世界で耳にする「Show must go on」という言葉もキーのひとつとなっており、“Show must go on=走り続ける意味”を問い続ける。そしてその意味を、コウイチをはじめとした登場人物それぞれが考えていく。

 時を経て『SHOCK』は日本の演劇界で多くの注目を集める演目となった。その魅力は、フライングや殺陣、階段落ちのような、所謂「目玉」となる派手なパフォーマンスだけではない。舞台の幕が上がると、目に飛び込んでくるのはショーという煌びやかな世界。瞬きするのも惜しいほどのキラキラした世界の中で、感情が揺さぶられる、生々しい人間ドラマが描かれる。

 いつも妥協せずに走り続けるコウイチの背中をずっと見ていた仲間たち、コウイチのすごさを認めているからこそ生まれるライバルの葛藤。そして、どんなことがあっても走り続けるコウイチのひたむきさ、まっすぐな瞳。観劇後は「明日からもがんばろう」と前を向ける作品だ。

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■帝国劇場と共に歩んできた作品

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