実は改名していたお笑いコンビ 「親不孝」のコンビ名で活動していた『M‐1』王者とは?
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■ サンドウィッチマン
『文春オンライン』発表の「好きな芸人ランキング」で3連覇するなど、人気コンビとしてたびたび話題になる伊達みきお、富澤たけしからなるサンドウィッチマン。2人は仙台から上京し「親不孝」として活動していたが「銭(かね)と拳」に変更。由来については、『しゃべくり007』(日本テレビ系/毎週月曜21時)に出演した際、伊達が「世の中、結局金と拳だから」と語っている。しかし、それでも鳴かず飛ばずだった2人は、お笑い芸人の浜田ツトムを加え、お笑いトリオ「サンドウィッチマン」を結成。細身の浜田を、体格の良い伊達と富澤が挟むようなかっこうになったことがこの芸名の由来。浜田の脱退でコンビに戻っても名前は継続し、その後、『M‐1グランプリ2007』(テレビ朝日系)で優勝。一躍、人気芸人の仲間入りを果たした。
■ よゐこ
有野晋哉、濱口優からなるお笑いコンビ・よゐこの最初のコンビ名は「なめくぢ」だった。決める際に案を出し合い、相手を笑わせた名前にしようと決め、有野の出した「なめくぢ」の案に濱口が笑ってしまったことで決まった。ところが、この名前に対して事務所の上層部から「こんな名前で売れるわけない!」とNOを突きつけられてしまう。当時の2人は頑固で、先輩芸人らの説得にも首を縦に振らず。さまざまなコンビ名を提案されても拒否し続けていたが、偶然その場にあった雑誌「よいこ」(小学館)から「よいこ」と提案され、渋々受け入れることに。しかし、その後も有野はサインを書く時などに「い」を旧仮名遣いの「ゐ」と書くささやかな抵抗を続け、結局そちらが定着したという。
■ 令和ロマン
昨年末の『M‐1グランプリ2025』(テレビ朝日系)で同大会史上初の連覇の偉業を成し遂げた令和ロマン。大学お笑い出身で、慶應義塾大学のサークルの先輩・後輩という間柄だったことで知られる2人だが、実は当初は「魔人無骨」というコンビ名だった。歴史上の名槍をもじった名前だったが、注目されるにつれて「読めない」「怖い」といった否定的な意見が寄せられるようになり、改名を考えるように。そんなときに、先輩の徳井健太(平成ノブシコブシ)から「元号を取り入れてみては?」と提案され、決断。2019年4月1日に改名することを発表し、令和が始まった翌月5月1日より、令和ロマンとして再スタートを切っている。