<今夜新たな王者誕生>お笑い賞レース“初代チャンピオン”たち 伝説の原点となった芸人を振り返る
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最も面白い女性お笑い芸人を決めるコンテストとして2017年にスタートしたのが『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)。出場資格は女性のみ。プロとアマ、芸歴、人数も問われず、漫才やコント、即席ユニットでのエントリーも可能という規定になっている。動画審査の1回戦と2回戦、準決勝を経て行われた決勝戦は、スタジオに集まった観客による投票で審査が行われた。
優勝したのは、ドラえもんをモチーフにしたネタで爆笑をさらった2013年デビューのゆりやんレトリィバァ。2021年には『R‐1』でも優勝を果たし、人気に拍車がかかると2019年にはアメリカのオーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』に出演。得意の英語と際どい水着姿でのダンスを披露し、大きな話題となった。2024年にはNetflixで配信されたドラマ『極悪女王』で主人公を演じると、その年の年末に、活動拠点をアメリカへ移すために渡米した。
■『THE SECOND』初代王者は大阪の雄
2023年にスタートしたのが『THE SECOND 〜漫才トーナメント〜』(フジテレビ系)。出場資格があるのは、結成16年以上のプロのみで、即席ユニットのエントリーも不可。また過去に全国ネットの漫才賞レース番組で優勝経験のあるコンビも出場できない規定となっている。
選考会を通過した32組が4組ずつ8つのブロックに分けられ、トーナメント形式で対決。各ブロックのトーナメントを勝ち上がった計8組によって、トーナメント形式のグランプリファイナルが行われるという流れになる。ノックアウトステージとグランプリファイナルの審査は、会場に集められた100人に観客による採点で行われた。
初代チャンピオンに輝いたのは、2003年結成のギャロップ。トーナメントの決勝では1998年結成の先輩コンビ、マシンガンズを破り栄光を手にした。2018年に『M‐1』ラストイヤーで初の決勝に進んだものの、8位に終わっていた2人。5年越しの栄冠をつかみ、現在は大阪を中心にテレビ、劇場で活躍している。