「楽しみな2026年春ドラマ」ランキングTOP3、第1話は実際どうだった?【徹底レビュー】
写真は制作発表会見
「楽しみな2026年春ドラマ」第2位は、波瑠と麻生久美子がダブル主演する『月夜行路 ―答えは名作の中に―』(日本テレビ系/毎週水曜22時)だった。
本作は、謎解きを楽しみながら教科書でおなじみの名作文学から生きるヒントを学べる文学ロードミステリー。仕事漬けの夫と反抗期の子どもにないがしろにされる主婦・沢辻涼子(麻生)。45歳の誕生日…彼女が偶然出会ったのは、文学オタクの銀座のバーのママ・野宮ルナ(波瑠)。ルナは鋭い洞察力で、涼子とのわずかな会話と服装や持ち物から家族構成や夫の職業、20年前の“ある後悔”まで見抜いてみせる。そして、なかば強引に大阪へ連れ出すが、そこで待ち受けていたのは―まさかの殺人事件だった…。
麻生久美子に波瑠という大女優二人のバディものという豪華な本作。おまけにゲストとして佐々木希まで登場する第1話は、人生にお疲れぎみの主婦・涼子(麻生)が、ひょんなきっかけから文学オタクの銀座のバーのママ・ルナ(波瑠)と出会い、最初の事件に遭遇するまでが描かれる。気品がある銀座のママという出で立ちの波瑠だが、彼女には意外な過去が。とてつもなく洞察力が高く、文学知識をお披露目するチャンスがくるとやたら早口のオタク口調になる姿がかわいい。
そんな中、旅先の大阪で突然殺人事件に遭遇する二人! 第1話のメインとなる文学は、江戸時代の浄瑠璃作家・近松門左衛門の代表作「曽根崎心中」だ。事件の真相を追いかけながら、同時に文学知識にも触れられるという意味で、本作は楽しみながら教養を学べる令和人文主義のトレンドを取り入れていると言えるかもしれない。
不倫に殺人と一見内容はドぎつそうだが、そこまでショッキングな描写はなく、後に引きずらずさらっと視聴できる1話完結ものであり、今後も安心して見られる作品だ。

