ゴキブリ擬人化、誕生秘話が明らかに!駆除のプロにいろいろ聞いてみました

今年も暑い夏がやってきた。楽しいイベントが目白押しの季節だが、一方でちょっと気になることも……。そう、夏といえばアイツの季節でもあるのだ! 黒くてカサカサと動く水回りの大敵「ゴキブリ」である。そんなゴキブリと日夜戦っているのが、ゴキブリ駆除業者。彼らはなぜこの仕事を選んだのだろうか。様々な業界の職人を仲介するポータルサイト「トップマイスター」にご協力いただき、ゴキブリ駆除の業界事情について取材した。
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「ゴキブリ駆除の仕事を選んだのは、別の仕事をしていたときにゴキブリ駆除業者さんの駆除作業に同行したことがきっかけです」。
そう語るのは、実際にゴキブリ駆除業者で働く職人さんだ。現場となったのは、百貨店の飲食フロア。店員から感謝されている場面を見て、やりがいのある仕事だと感じた。自身もゴキブリ駆除業者として働き始めた今、最大のやりがいは、やはりお客様からの"感謝"だという。
「ゴキブリの被害をピタリと止めることで、感謝していただけるのが嬉しいですね」。
ゴキブリ駆除業者となってからは、駆除のみならず、ゴキブリの研究でも成果を出している。
「少しでも効果的な駆除ができるよう、ゴキブリの研究をしているのですが、最近、従来屋内に生息するとされていたゴキブリとは違う種類が屋内にも定着している事例を発見し、今度、学会で発表することになりました」。
そんなゴキブリ駆除のプロに、効果的なゴキブリ対策を聞いてみた。
「ゴキブリは基本的に外から入ってくるので、侵入口をふさぐことが有効です。1cmほどの隙間でも侵入口になり得るので、シンクの下の排水パイプと床の接合部分や、畳の下の床下のわずかな隙間など、小さなすきまも隙間テープなどでふさいでおくことをおすすめします。あとは家の中を清潔にしておくこと。ゴキブリの隠れ場所や住処になりやすい"あたたかくて暗い、5mm程度の隙間"をできるだけなくしましょう。特にダンボールはゴキブリが好むので、いらないなら捨てた方がいいと思います」。
それでもゴキブリが入ってきてしまったら、どうすればいいのだろうか。
「市販の駆除剤を使用していただく場合は、餌タイプのもの(喫食型、ベイト剤などといいます)をお使いください。煙が出るタイプのもの(燻蒸型)は、ゴキブリのいる隙間まで薬剤が届かなかったり、届いても効果が十分でない場合があります。ポイントは、適切な場所に設置することです。基本的には台所や洗面所などの水のある場所の、隅や角に置いていくのがいいと思います。シンクの下などにも置いてください。退治したあとはこうしなければならないということはないので、普通に捨てていただいて問題ありません。ゴキブリは仲間の死骸も食べてしまうので、餌タイプの駆除剤で駆除した場合、死骸を食べたゴキブリも薬剤で駆除できることがあります」。