クランクイン!

  • クランクイン!ビデオ
  • クラインイン!コミック
  • クラインイン!トレンド

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索

2本の大作がヒットしても喜べないハリウッド、救世主となる冬の話題作はどれ?

映画

大ヒットアドベンチャー最新作『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』場面写真
大ヒットアドベンチャー最新作『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』場面写真(C) 2014 Twentieth Century Fox Film Corporation

 先週末、ハリウッドは、つかのまの朗報に湧いた。アニメ『ベイマックス』とクリストファー・ノーランのSF大作『インターステラー』が、ともに5000万ドル台で北米デビューしたと報じられたのだ。

【関連】北米でこれから公開される話題作<フォトギャラリー>

 初公開作品2本が北米興収5000万ドル以上を売り上げたのは、過去にたった3度だけ(おもしろいことに、どのケースも、1本はSFで、もう1本はアニメ。たとえば前回は『ワールド・ウォーZ』と『モンスターズ・ユニバーシティ』だ。)この夏の北米興行成績が、昨年の夏に比べて15%減、過去13年で最悪の数字だったことから、ヒット作の同時デビューは、待ちに待ったニュースだった。

 しかし、週明けに正確な数字が出ると、『ベイマックス』は最初の報道とほぼ差がない5600万ドルだったものの、『インターステラー』は4750万ドルだったことが判明。それでも立派な数字であることに変わりはないのだが、ノーランの『インセプション』が6200万ドルデビューだったことも考慮すると、やや喜びが萎えてしまうことは否めない。

 先月公開されたデビッド・フィンチャーの『ゴーン・ガール』が、公開後1ヵ月以上たつ今も3位に君臨していたり、ホラー映画『Ouija(原題)』も予測以上の健闘をみせているなど、秋は出だしから復活の可能性を感じさせていた。それでも、現段階で、北米興行成績は、昨年同時期に比べて、3.8%落ち込んでいる。

 しかし、巻き返しの可能性は十分。今月21日に公開される『ハンガー・ゲーム』シリーズ3作目は、今年最高の前売り成績を達成しており、ヒットは確実だ。また、ほかにもシリーズ物では『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』や『ホビット 決戦のゆくえ』があり、長年愛されてきたミュージカルの再映画化『ANNIE/アニー』もある。ジョニー・デップ、メリル・ストリープら豪華なキャストが出演するミュージカル『イントゥ・ザ・ウッズ』、アメリカの男性に絶大な人気を誇るセス・ローゲン主演&ジェームズ・フランコ共演のコメディ『The Interview(原題)』なども期待できそうだ。

 挽回のために残された時間は、あとわずか約7週間。果たしてハリウッドは、明るい気持ちで新年を迎えられるだろうか。(文:猿渡由紀)

この記事の写真を見る

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る