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最近増えてきたホラーコメディ、脚光を浴びているワケ

映画

ヴァンパイアの共同生活をゆる~く描いたホラーコメディ『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』
ヴァンパイアの共同生活をゆる~く描いたホラーコメディ『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』(C)Shadow Pictures Ltd MMXIV

 昨年末公開された『バッド・マイロ!』、製作30周年を迎えゲームアプリまでになった『グレムリン』、そして、世界中の映画祭で観客賞を総ナメしてきた『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』が1月24日に公開と、ホラーコメディというジャンルがにわかに活気づいてきた。なぜ今、ホラーコメディが脚光を浴びているのだろうか。

【関連】愉快に暮らすヴァンパイア!『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』フォトギャラリー

 「現在のホラー映画業界は、“空前のホラーブーム到来”というタイミングではないですが、常に一定のホラーファンがおり、スマッシュヒットを飛ばす作品が、日本で年間数本あるという状況です」と関係者は現状を前置きしたうえで、「そんななか、ホラーコメディが活況なのは、そもそも出来のいい作品が多く入ってきているのが大きいですね。というのも、ホラーコメディ系の作品は、低予算でオリジナリティあふれる映画が制作できるのが特徴です。ゆえに、若手で才能のある監督や制作スタッフ、キャストが参加しています」と口にする。

 また、別の関係者はこう話す。

 「ジャンルは違いますが、やはり『テッド』の影響は大きいです。あの作品がヒットしたことで、ここまでならイケるという指針みたいなものができ、ホラーコメディにも買い付け時から注目するようになりました。また、大御所監督やトップスター、大手メジャーなどが、同ジャンルを手がけることは滅多にありません。知名度は必然的に低くなりますが、そのぶん安く買うことができます。さらに、この手のジャンルには根強いファンがおり、レンタル、配信等でも収入が見込める。配給サイドにとって、ひとつのいいジャンルだと思います」。

 そんなホラーコメディの魅力とは? 前述の関係者2人に聞いた。

 「大人数で楽しめることですね。特に、映画館のような大きな空間で、見知らぬお客様とともに笑いを共有できる高揚感は、ライブ鑑賞に近い感覚だと思います」。

 「また、ホラーとコメディを筆頭に、ラブロマンスだったり、アクションだったり、感動だったり、エロだったり、色々な要素が味わえる。これは、ホラーコメディならではの醍醐味。ホラーが苦手でも見れてしまう点もいいですよね」。

 では実際に、現代に暮らすヴァンパイアの日常生活を、手持ちカメラでドキュメンタリー風に描いた、全編アドリブの『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』を試写会で鑑賞した人に聞いてみると、「本当だったら怖い」「友情とか愛情の表現に嫌味がなくて受け入れられやすい」「ほんと、ふざけてる(笑)」「ほのぼの」「ハリウッド大作とは違う脱力系ホラー」といった具合に、感想は様々だ。

 見たことない人は、ぜひチャレンジしてみてほしい。金がなければ工夫で対処。こんなアイデアがあったのか! と、その意外性と面白さにハマるはずだ。

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