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「カールおじさん」「出前坊や」…実写化CMが続々と登場する背景とは

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速水もこみち、『出前一丁』の新CMで出前坊やに!
速水もこみち、『出前一丁』の新CMで出前坊やに!

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速水もこみち

武田真治

 CM業界の最近のトレンドのひとつが「実写化CM」だ。ペプシが「桃太郎」の世界をハイクオリティに実写化したかと思えば、auは「桃太郎」「浦島太郎」「金太郎」ら昔話の主人公を次々と実写化。変わり種では、不動産チェーン・ミニミニのキャラ「ミニミニマン」がアメコミ風に実写化されたCMが一部地域で放映され、それがネットで拡散されたのも今年の出来事だ。そしてこの夏、奇しくも同時期に2つの歴史ある商品キャラクターが実写された。

【関連】実写化された「出前坊や」「カールおじさん」<フォトギャラリー>

 ひとつは明治のロングセラーブランド「カール」のキャラクターである「カールおじさん」、そしてもうひとつが日清食品のロングセラーブランド「出前一丁」のキャラクターである「出前坊や」だ。

 それぞれ、武田真治(カールおじさん)と速水もこみち(出前坊や)という、そもそものキャラクターとはかけ離れた“イケメンすぎる”造詣が話題を呼んでいる。なぜ、このキャスティングだったのか? 「出前一丁」を販売する日清食品広報部に話を聞いた。

 「長年愛され続けてきた『出前一丁』ですが、この夏、“家族の元気! Wごまパワー”をコンセプトにリニューアルをしました。 おなじみの“ごまラー油”に加えて、今回新たに“炒りごま”をプラス。ごま約1000粒分のセサミンパワーが入るという、『出前一丁』にとっては非常に大きなリニューアルです。そこで、テレビCMでは、『出前一丁』が生まれ変わったことを分かりやすく伝えるために、キャラクターの実写化を行いました」。

 確かに、「出前坊や」が実写化されただけでも変化の大きさが実感できる。ただ、「出前坊や」はもともと“見た目年齢8歳”という設定。決して、“大人になった出前坊や”を描いたわけではなく、立ち位置は変わらないという。

 「料理上手であり、主婦からの人気も高いことなどを総合的に判断して、速水もこみちさんをキャスティングしました」(日清食品広報部)ということだが、決め手の1つは、やはり、天空から落とす“ごまラー油”の描写だったのではないだろうか。「もこみち、オリーブオイルから浮気!」といった声がSNSなどで盛んに交わされたことで、今回の新CMを知った人も多かったはずだ。

 「出前一丁」のファンからも、速水もこみちファンからも好印象のこのCM、現時点では今後のCM展開など特に決まっていない、ということだが、ぜひシリーズ化していただきたい。自身が出演する料理番組で毎回、さまざまなアレンジ料理を紹介しているもこみちだからこその「出前一丁アレンジレシピ」が見てみたい。(取材・文:オグマ ナオト)

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