月9育ちの“ザ・日本人”ライターが話題の海ドラ『殺人を無罪にする方法』を見てみた

月9を見て育ち、サスペンスといえば、土曜ワイド劇場を見てきた“ザ・日本人”の私にとって、正直あまり興味がなかったのが海外ドラマ。周りの人に、アレがおもしろい、コレがおもしろいと色々教えてもらったものの、「シーズン1、2、3、…どれだけ続くの!?」と思ってしまい避けてきた…。しかし、今回「サスペンス好きならどハマりするよ」と勧められた、『殺人を無罪にする方法』を見てみることにした。
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そもそも海外ドラマというと『24』くらいしかパッと思い浮かばない私がいきなり話題の最新作を観るのはハードルが高いのでは…。まずは少しだけ見て、つまらなかったら止めようと、とりあえず1話を再生してみることに。不安な心持ちの私の前(テレビ画面)に、モードなショートヘア&コーデで颯爽と登場したのが、大学で法律学を教えるアナリーズ・キーティング先生。ただでさえ迫力ある佇まいに驚いているのに、「私が教えるのは…」と口火を切った彼女は、黒板に“殺人を無罪にする方法”と書きつけてみせる。彼女の切れのある話し方や凛とした立ち振る舞いに私の心は鷲掴みにされてしまった。
このアナリーズ先生を演じるのは、女優ヴィオラ・デイヴィス。調べてみると、彼女は映画『ダウト~あるカトリック学校で~』(08)で“アカデミー賞”助演女優賞、『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』(11)で同主演女優賞にノミネートされ、舞台では“トニー賞”主演女優賞獲得経験もある演技派女優。昨年、この『殺人を無罪にする方法』で、アフリカ系アメリカ人女性として初めて、テレビ界のアカデミー賞とも称される“エミー賞”ドラマ部門主演女優賞も受賞した。独断で例えるなら、大竹しのぶや寺島しのぶクラスの大御所女優。それは鷲掴みにされますよ。