「ハロプロ研修生」出身グループが大活躍! 厳しい“アイドルの卵”育成制度とは
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研修生がハロプロメンバーとしてデビューするには、不定期で行われるモーニング娘。などの新メンバーオーディションに合格するか、新グループ結成の際にメンバーに選ばれるかということになるが、当面は次回の発表会公演で出番や歌割が少しでも多くなることが目標だ。発表会の出演者を決めるためスタッフにより厳しい選抜が行われる。レッスンで成長が認められないと自分が歌える部分がなくなる。選ばれてもリハーサルの際、ダンスや歌詞が入ってないと別のメンバーに変更されたり、その曲自体がなくなってしまうこともある。
また℃‐ute、モーニング娘。’16ら先輩のバックダンサーとしてライブツアーに帯同する機会も多い。“実戦”ステージを経験することはスキルの上達だけでなく、大観衆の前でパフォーマンスすることに慣れ、大きな成長につながる。発表会の歌割やツアー帯同で、同期や後輩に先を越されると、その悔しさからのんびりした性格の人でも目の色が変わってくるという。その切磋琢磨もまた成長の秘訣だ。
しかし、研修生から正規メンバーとしてデビューするにはかなりの狭き門。実力だけでなく、その人のスキルやルックスが一番充実している時期に、新メンバーオーディションや新グループ結成があるかどうかというタイミングの問題もある。そんな中、昨年こぶしファクトリー、続いて6人組のつばきファクトリーも結成され、相次いで14人の研修生がデビューのチャンスをつかみ、昇格への門戸が広がった印象だ。「頑張れば次は私」とモチベーションもさらに上がったのではないだろうか。
現在の研修生の中では、歌、ダンスとも高い水準を誇る加賀楓や、研修生のみならずハロプロ全体の中でも高い歌唱力で定評のある段原瑠々、デビュー前ながら静岡朝日テレビ『コピンクス!』のオープニングテーマを歌い、可憐なルックスで熱心なファンを持つ小野田紗栞など、すぐにでもデビューできそうな逸材がまだまだいる。ぜひ注目してほしい。