『逃げ恥』ロスを越えてゆけ!ガッキー・星野源らキャスト出演のおすすめ映画

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一大ブームとなった『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS)。先日、惜しまれながら最終回を迎えた同作には、魅力的な恋模様を紡いだ新垣結衣と星野源だけでなく、石田ゆり子や大谷亮平など、脇を固めたキャストにも高い評価が寄せられた。今回は、『逃げ恥』出演者の魅力が詰まった、おすすめの映画作品を紹介する。
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<みくり役・新垣結衣>
『逃げ恥』ではガッキーのコミカルでキュートな魅力が最大限に引き出されていた役どころだったが、元々演技の幅は広く、特に映画では少し違った表情を見せている。
アンジェラ・アキの大ヒット曲『手紙~拝啓 十五の君へ~』を翻案した『くちびるに歌を』では、クールで複雑な事情を抱えたピアニスト役に挑戦。長崎の中学校を舞台に、胸にじんわりと沁みる人間模様を紡いだ。また、大泉洋との共演作『トワイライト ささらさや』では、夫を早くに亡くした未亡人を好演。頼りない新ママから自立した女性に成長するまでの過程を丁寧に演じきった。変わった役どころで言えば、向井理や綾野剛と共演した『S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』では優秀なスナイパー役、『フレフレ少女』では応援団長役に挑んでいる。
<平匡役・星野源>
新垣とムズキュンの相手を演じた星野源の魅力は、そこはかとなく漂う「童貞感」だろう。いわゆるイケメンではなくても、女性ファンが多いという事実からは、この「童貞感」が女性の母性本能をくすぐっていることが伺えるし、実際にそういった役柄を演じることが多い。
夏帆との共演作『箱入り息子の恋』で演じたのは、その名の通り箱入り息子。恋愛経験ゼロ、35歳の童貞男の姿を、実にリアルに演じている。そして、ヤクザに映画を完成させることを要求される冴えない青年に扮した、『地獄でなぜ悪い』も必見の一本。二階堂ふみ演じるヤクザの娘に振り回されながらも、憧れの気持ちから彼女を主演女優として輝かせようと奮闘するその姿は、初恋を謳歌する童貞的な清々しさがあった。
<百合ちゃん役・石田ゆり子>
『逃げ恥』でみくりの叔母・百合に扮した石田ゆり子。これまでシリアスな役どころが多かったが念願のコメディへの出演で、幅広い年代の女性から改めて支持を獲得した。そんな石田の映画作品では『解夏』がおすすめだ。失明する運命にある大沢たかお演じる主人公を、時には突き放されながらも健気に支える恋人という役どころが見事にはまっており、「あなたの目になりたい」という台詞をはじめ、献身的に恋人を支える姿には胸キュン必至。余談だが、石田はこれに似たセリフを『もののけ姫』のサン役でも言っている。