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朝ドラ『まんぷく』 期待と不安が“ニヤニヤ”に変わる1週間

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連続テレビ小説『まんぷく』完成試写会にて、安藤サクラ、長谷川博己
連続テレビ小説『まんぷく』完成試写会にて、安藤サクラ、長谷川博己 クランクイン!

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長谷川博己

 連続テレビ小説第99作『まんぷく』が、10月1日よりスタートした。舞台は戦前の大阪、貧しいながらも愛情たっぷりに育てられたヒロイン・福子が、青年実業家・萬平と出会い、恋に落ちて結婚。浮き沈みの激しい生活を経て、ついにはインスタントラーメンを生み出す物語だ。ところで、新しい朝ドラがスタートする度、特に『あまちゃん』バブル以前から朝ドラを見続けてきた層は、どうしても過去作品と比較してしまう傾向があると思う。「朝ドラ脳」とも言うべき視点から、『まんぷく』にはワクワク感と不安との両方があった。

【写真】安藤サクラが長谷川博己に「ファンでした」と告白した『まんぷく』完成試写会

 まず大きな期待は、毎朝15分×半年間、安藤サクラと長谷川博己の芝居をテレビで観られるというお得感だ。

 朝ドラはかつて「新人女優の登竜門」とも言われていただけに、フレッシュな女優が役柄と共に成長していくのを見守る楽しみも、もちろんある。

 だが、『カーネーション』の尾野真千子や『芋たこなんきん』の藤山直美など、力のある女優が演じる作品の見応えは、やっぱり格別。加えて、BK(NHK大阪)制作、実力派女優×関西弁というだけで、胸が高鳴るよう刷り込まれている(近年は『べっぴんさん』『わろてんか』など、BK制作が苦戦気味ではあるが)。

 しかも、今作では『ゲゲゲの女房』のヒロイン・松下奈緒が福子の姉を、貸本屋店主の松坂慶子が福子の母を演じている。この組み合わせも、朝ドラ的良い記憶の一つ。

 そして、チーフプロデューサー(制作統括)は『芋たこなんきん』にも関わっていて、さだまさし原作のNHKプレミアドラマ『かすていら』、NHK土曜ドラマ『ちゃんぽん食べたか』でチーフプロデューサーを務めた真鍋斎。もちろん脚本を大河ドラマ『龍馬伝』や『HERO』『ガリレオ』などの福田靖が手掛けるという安心感もある。

 その一方で、ささやかな不安は、実在のモデルがいて、モノ作りをする結果までが決まっているために「作るのか、作らないのか→早く作ってくれ~!」とジリジリさせられた『マッサン』などの過去作品が、頭をよぎること。

 もう一つ、チーフプロデューサーの「カロリーが高め」「1日1本の視聴がお勧め」という言葉。なぜなら「挑戦的作品」「意欲作」には、ついていけなくなるパターンもあるからだ。

 …とここまでは全て視聴前の期待と不安。いざ放送が始まってみると、毎朝「ニヤニヤ」「じんわり」が止まらない状況になっている。

 ふくよか美人の松坂慶子(母)、濃厚美人の内田有紀(長女)、松下奈緒(次女)という家族の中で、唯一のっぺり薄顔で、ちょっとぼんやり、おっとりの安藤サクラのかわいいこと。しかも、それ(器量が良くないこと)を本人が全然気づいていない伸び伸び感も良い。

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