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朝ドラ『まんぷく』 期待と不安が“ニヤニヤ”に変わる1週間

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 「頼りない福子と二人暮らしになる」不安から、長女の結婚を邪魔していた母を説得するため、一人前と認めてもらうべく仕事を頑張る福子の姿は実に健気だ。また、姉の披露宴で萬平の発明品「幻灯機」を使わせてほしいと交渉、時間つなぎのためにアドリブでユーモアを交えた名スピーチをしてみせる度胸の良さと知性、優しさは、感動を呼ぶ。

 対する男性陣も不思議と、長女の夫となる大谷亮平、次女の夫・要潤、萬平と会社を共同経営する片岡愛之助、萬平の才能に目をつけている桐谷健太に至るまで、なぜか濃い味ぞろい。そんな中、才能豊かながらも商売下手で、両親を早くに亡くして各地を転々としてきたために、頑張って「エセ関西弁」を話す細身薄顔+丸メガネの萬平(ハセヒロ)のかわいいこと。

 さらに、(器量の良くない)福子の姉思いの優しさ・純粋さに心打たれ、あたたかな眼差しで福子を見つめるハセヒロ。自分の発明した幻灯機が人を幸せにする様子を見て、ウキウキした様子で去っていき、お礼を受け取らないハセヒロ(本当は商売としてはダメだけど)。どこまで純粋なのだろう。

 朝から純粋でかわいい2人にニヤニヤ、優しさにじんわりさせられっぱなしの1週間。しかも、ナレーションなどで多くを説明するわけでもないのに、ヒロインが仕事に慣れていくさまなど、成長がきちんと見え、時間の経過が随所に感じられる丁寧なつくりになっている。

 ただ一つ言わせてもらうなら、チーフプロデューサーの「1日1本の視聴」という勧めは完全に無視してしまっています。だって、何度観ても、ニヤニヤ、じんわり楽しめるから。(文:田幸和歌子)

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