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磯村勇斗、不倫ドラマを不快にさせない「犬」的&「猫」的魅力

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磯村勇斗

吉田羊

■長い下積み経験で培われた愛されキャラ

 その不思議な魅力を再確認したのが、11月13日に放送された『A-Studio』(TBS系)の出演時。もともと中学時代に自主制作した映画がきっかけで役者を志し、高校時代からは芝居を学ぶために地元の劇団に入り、舞台に立っていたという彼。番組では、地元・沼津の演劇研究所に所属していた頃の舞台の秘蔵映像が紹介されたほか、年齢が大きく離れた当時の「仲間」たちが登場していた。

 一高校生男子が、いくら芝居がしたいからといって、かなり年上ばかりのおじさん・おばさんたちばかりの地元の劇団に一人で入っていくというのは、並大抵のことじゃない。それを成立させたのは、磯村の芝居に対するひたむきさ・熱意とともに、誰の懐にでもフラットにスルリと入り込める人懐こさだろう。

 ちなみに、バナナマン×サンドウィッチマンのトーク番組『バナナサンド』(TBS系)に「サウナ好き」として登場した際には、4人からそれぞれに「ホントいい子なのよ!」「ロケのとき、『あ! 僕買ってきます!』って率先して動いてくれるのよ』などと絶賛されていた。

 演技力だけでなく、下積みが長いからこその気配りや、年齢を超えた人付き合い経験値の豊かさは、一緒に仕事をした人たちに高く評価され、それがまた別の仕事にもつながっていく。爽やかさと色気、愛らしさと気ままさなど、相反する「犬」的&「猫」的魅力を制覇する磯村勇斗。少し時間はかかったが、売れるべくして売れた信頼度抜群の役者なのだ。(文:田幸和歌子)

<田幸和歌子>
1973年生まれ。出版社、広告制作会社勤務を経てフリーランスのライターに。週刊誌・月刊誌等で俳優などのインタビューを手掛けるほか、ドラマコラムをさまざまな媒体で執筆中。主な著書に、『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)、『KinKiKids おわりなき道』『Hey!Say!JUMP 9つのトビラが開くとき』(ともにアールズ出版)など。

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