眞栄田郷敦、杉野遥亮 、高橋文哉ら<2021年大ブレイクした俳優たち>
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2021年は前年に引き続きコロナ禍であったが、ドラマや映画、アニメといったエンターテインメントが私たちを楽しませてくれた。今回はそんな2021年に大ブレイクした俳優たちを紹介。芸能一家に生まれ育った人、名バイプレイヤーとして名を馳せていた人、すでに声優業で活躍していた人など、個性的な俳優6人がそろった。
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■ 眞栄田郷敦
まず紹介したいのは眞栄田郷敦。アメリカ・ロサンゼルス出身の眞栄田は、父が千葉真一さん、兄が新田真剣佑、異母姉が真瀬樹里、叔父が矢吹二朗と、芸能界に入るのが必然であるかのような環境で育つ。当初はサックスのプロ奏者を目指していたが、大学受験失敗が俳優転身のきっかけに。2019年5月公開の映画『小さな恋のうた』で俳優デビューを果たすと、その約2ヵ月後には人気作家・池井戸潤の同名小説をドラマ化した日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)、平均視聴率15.1%を記録した大ヒットドラマ『私の家政夫ナギサさん』(同系)など、話題作に続々と出演する。
そんな眞栄田の人気を決定づけたのが、2021年7月クールのドラマ『プロミス・シンデレラ』(同系)でのヒロインの相手役だ。金持ちでイケメンだが性格がすこぶる悪い男子高校生というキャラクターながら、ヒロインのために起こす行動や仕草にキュンキュンする視聴者が続出。その後、映画『東京リベンジャーズ』の三ツ谷隆役で男性ファンを獲得し、「Yahoo!検索大賞2021」俳優部門賞で1位に輝くなど、大ブレイクの1年となった。
■ 杉野遥亮
2人目は、2015年に第12回FINEBOYS専属モデルオーディションでグランプリを獲得して芸能界入りした杉野遥亮。杉野は、2016年のドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)に出演し、俳優デビューを果たすや、2017年の出演映画『キセキ ーあの日のソビトー』で、劇中に登場したユニット、グリーンボーイズ名義でCDデビューし、2018年の地域限定ドラマ『福岡恋愛白書13』でドラマ初主演を果たすなど、年々、活躍の場を拡大。
2021年は2月クールのドラマ『東京怪奇酒』(テレビ東京ほか)に本人役で主演し、壊れキャラをさく裂させた。そして、10月クールのドラマ『恋です! 〜ヤンキー君と白杖ガール』(日本テレビ系)で、短気でけんか上等だが根は純粋というヤンキーを熱演。一目ぼれしたヒロインを必死に守ろうとする姿に“沼落ち”する人が続出した。ほかにも映画『東京リベンジャーズ』、Amazonプライムオリジナルで先行配信中のドラマ『僕の姉ちゃん』など出演作が相次いだ。ネクストブレイクと言われ続けて数年、間違いなく2021年にブレイクした1人だ。
■ 高橋文哉
2017年開催の男子高生ミスターコン2017にエントリーし、約1万人の応募者の中からグランプリに選ばれた高橋文哉。彼の名を一躍有名にしたのが、令和初の仮面ライダーとなった2019年の特撮ドラマ『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日系)での仮面ライダーゼロワン役。2020年には話題をさらったドラマ『先生を消す方程式。』(同系)に出演した。
2021年に入ってからは、1月クールのドラマ『夢中さ、きみに。』(毎日放送)を皮切りに、4月クールの『着飾る恋には理由があって』(TBS系)、8月クールの『うきわ ー友達以上、不倫未満ー』(テレビ東京系)、10月クールの『最愛』(TBS系)など、出演作が途切れることはなかった。特に『最愛』では“情報屋”という謎めいた存在で登場するも、途中でヒロイン・梨央の生き別れた弟・優だったという重大な事実が判明。はかなげな美しさを漂わせるビジュアルも評判となった。2022年は1月クールのドラマ『ドクターホワイト』(カンテレ・フジテレビ系)、2月18日公開予定の映画『牛首村』など、出演作が多く待機する。ファッション誌「ViVi」(講談社)の「国宝級イケメンランキング 2021年下半期」NEXT部門で1位に輝いたことも追記しておきたい。