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ダイアン、東京進出4年目に手応え「少しずつ信用されているのは感じます」

アニメ

ダイアン(左からユースケ、津田篤宏)
ダイアン(左からユースケ、津田篤宏) クランクイン! 写真:ヨシダヤスシ

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 昨年大反響を呼んだアニメ『オッドタクシー』(テレビ東京ほか)の最終回の後日譚などが描かれる『映画 オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』が4月1日に公開される。劇中、お笑いコンビ・ホモサピエンスの声を演じているのが、お笑いコンビ・ダイアンの2人だ。ほぼ初めてとは思えない見事な声優ぶりは、同作にハマった先輩芸人・東野幸治が自身のラジオ番組で「ダイアンの代表作は『オッドタクシー』」と語ったほど。そこで、東京進出4年目にして本格ブレイクの兆しのある2人に映画のこと、コンビのことなど聞いてみたところ、目の前で漫才が繰り広げられることに…。

【写真】ダイアン、普段と違う激シブな“ゴイゴイスー”

■ ユースケ「放送後の反響にびっくり」、津田「僕の声だと分からん人も多いと思います」



――『オッドタクシー』でお笑いコンビ・ホモサピエンス役としてオファーがあったときの思いから、改めてお聞かせください。

ユースケ:アフレコはほぼほぼ初めての仕事でした。まさかこんなに話題になるアニメだとは全く思ってなくて、オファーされたときよりも、放送されてからの反響のほうにびっくりしましたね。台本を一応パーッと読んで、頭の中では『あした天気になあれ』みたいなアニメをイメージしていたんですけど。

津田篤宏(以下、津田):いやそれ、ゴルフ漫画やんけ。まあるいタッチの絵の迫力ないやつや!

ユースケ:絵と内容が良い意味でマッチしていないところが、大きな魅力の一つで、惹(ひ)き込まれるというか。今までなかったアニメやなと思いました。

津田:確かに。僕はそんなに台本を読み込まずに行くタイプなので、自分のセリフのところだけ読んで、監督から指示受けてやっただけなんですけど。出てくるキャラが動物の絵なので、もっと動物たちが和気あいあいしてる楽しいアニメなんかなと思ったら、すごいサスペンス&スリリングな展開で、ときには人の心えぐるようなところもあって。でも、これをドラマじゃなく、かわいいアニメでやるからこそ、ギャップが余計に深層心理を突いてくるというか。それが監督の狙い通りやったんちゃうかなと思いましたね。

――監督からはどんなリクエストがありましたか。

ユースケ:僕が演じた柴垣は熱いタイプなので、自分としては結構熱めに行ったつもりなんですが、監督さんからは「もっと激しく」と言われましたね。柴垣は、そういう意味では、監督と一緒に作った共同作品の感覚です。

津田:僕が演じた馬場は、温厚で優しいタイプ。僕自身は普段もっと激しい男なので、いつもは声を張るんですけど、声のトーンを抑えておとなしめにやるのが難しかったですね。その分、僕の声だと分からん人も多いと思います。

――「ホモサピエンス」という架空のお笑いコンビの役でネタをやることと、普段のネタとはどんなところが違いますか。

ユースケ:基本的にそのままやらせていただいたんですよ。監督は僕らが器用にできないと思って、「地のままでいいですよ」と言ってくれたんですが、僕のほうが「いや、それちゃうでしょ、監督」みたいな。もめては仲直りを繰り返して、監督と2人で作った共同作品です。

津田:何やねん! 指示受けて難しかったとか、地でそのままいきよったとか、さっきからお前、どっちなん!? 出て来る言葉が行ったり来たりしてるねん! 全く意味分からん。自分で何言っているか分かってる?(笑)。

ユースケ:なんかおかしかった?(真顔) でも、(津田は)抑えて抑えて、とろサーモン久保田(かずのぶ)とケンカしたのも、その反動やと思うんですよ(※実際はYouTubeのコラボでのもめ事らしい)。

津田:関係ないねん!(笑)。でも、逆に、普段と違う自分になるのは楽しくて、そんな自分を俯瞰(ふかん)で見て、大笑いしていました。

ユースケ:いや、3ヵ月ぐらい演じてたみたいに言うてますけど、役作りもクソもなくて、ほぼ1日で撮ってるんですよ。

津田:なかなか役が抜けなくて、迷惑かけたな(神妙な面持ちでユースケを見る)。

ユースケ:いや、かかってへん! ずっと抜けきってるわ。

■ お笑い芸人へのリスペクトを感じる作品 ユースケ「芸人には刺さるシーンが多い」、津田「監督が“芸人の哀愁”を分かってはる」


――ところで、人気に差があるコンビという設定に、芸人として感じるところもありましたか。

ユースケ:僕が切なかったのは、馬場が1人でいろんな個人仕事をやる一方、柴垣が大事にしているネタ合わせとかが全部断られているところ。柴垣が1人でバイト終わりに帰るシーンがあるんですが、そこで馬場のパネルが飾られたショーウインドウの横を通るんです。

津田:寂しかったんやな…。あれ、実話やもんな? 僕が1人でやっているCMのパネルの前を通って…。

ユースケ:お前1人のパネルなんて見たことないわ!

――(笑)。お2人の関係性においても、お客さんの声援の差などを感じたことはありましたか。

津田:漫才に出ているときはやっぱり俺のほうが声援多いかな。キャーとはなりますよ。

ユースケ:どこがやねん! 2人共キャー言われたことないっすよ。この作品の中の馬場はアイドルと付き合ったりしていますけど。

津田:これも事実や。

ユースケ:でも、芸人には刺さるシーンが多いと思いますね。面白い言い回しも多いですし、芸人のことを分かってはる制作さんやなと思いますもん。トニーフランクの特別エンディング曲「壁の向こうに笑い声を聞きましたか」もリンクしていて、僕はあの曲が流れるシーンはちょっと直視できなかったです。

津田:僕は特に最後の2人のシーンが胸に染みましたよね。監督が“芸人の哀愁”をよお分かってはるなと思いました。

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■ 1度だけした解散話 流れたのは「お互い完全に忘れてしまって」

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