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絶頂期に突然アメリカへ渡った大野拓朗が目指す“ハリウッドスターへの道” 来春からはLAを拠点に

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来春からはロサンゼルスを拠点に活動 「ハリウッドスターになりたい」

 7月に上演される音楽劇『クラウディア』は、岸谷五朗と寺脇康文が主宰する演劇ユニット『地球ゴージャス』によって2004年に初演され、2005年にもアンコール上演された人気の音楽劇。愛を禁じられた世界で芽生えた恋の物語で、大野は主人公の剣豪、細亜羅(ジアラ)役を演じる。歌あり、ダンスあり、殺陣ありと盛りだくさんの内容となり、「『地球ゴージャス』の舞台は、至高のエンタテインメント。今までで一番体力が必要な舞台になる予感がしています」という大野は、「僕自身『人に夢や元気を与える俳優になりたい』と思ってこの仕事をやらせていただいています。その願いを全身全霊で体現できるのが、『地球ゴージャス』の作品。今回、細亜羅を演じることができてものすごく光栄です」と感激しきりだ。

大野拓朗、甲斐翔真、廣瀬友祐、小栗基裕、田村芽実、門山葉子らを迎えて18年ぶりに再演される音楽劇「『クラウディア』Produced by 地球ゴージャス」
 演じる細亜羅について、大野は「愛が消失した世界で、愛に気づいていく青年。愛を知って、それを伝えようとする青年です。僕は愛情過多なタイプの人間なので、そのすべてをぶつけて演じます」とにっこり。

 殺陣は大河ドラマ『西郷どん』の人斬り半次郎役で経験済みとはいえ、舞台でトライするのは初めてのこと。サザンオールスターズの数々の楽曲でつづるジュークボックスミュージカルとあって、サザンオールスターズの楽曲も歌唱する。あらゆる挑戦を前に、大野は「大好きな『真夏の果実』も歌うんです! ミュージカルとはまた違った歌唱方法で歌う必要がありますし、今まで培ってきたものを1つ1つブラッシュアップして、より高みを目指しながら細亜羅を演じたい」と宣言。「日に日に役や作品に対する理解度が深まっていったり、どんどん進化できるのが舞台の醍醐味(たいごみ)。観客の方にも毎回、新鮮に楽しんでもらえることがうれしい」と目を輝かせる。

 来年の3月からはロサンゼルスを拠点に活動を始めるという。どこに行っても「僕はいつも周りの人に助けられるんです」と手を差し伸べてくれる人が現れるとか。インタビューでの情熱あふれる話ぶりを見ても、彼が努力家でいつも一生懸命だからこそ、すばらしい出会いに恵まれているように感じる。

4月末にはシカゴでロバート・デ・ニーロ氏と面会した大野拓朗。ハリウッド進出への準備を進めている 写真:本人提供
 「挫折するたびに、いつも誰かが支えてくれました。本当に感謝しかありません。そういった人たちが、自慢したくなるような存在になりたい。恩返しするためにも、ハリウッドスターになりたいです」と未来を見つめる。大野拓朗のとことん真摯(しんし)な姿に触れ、彼の届けるステージがますます楽しみになった。(取材・文:成田おり枝 写真:高野広美)

 音楽劇『クラウディア』Produced by 地球ゴージャスは、7月4日から24日まで東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)、7月29日から31日まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。

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