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『シコふんじゃった!』葉山奨之&伊原六花、”強烈OB”竹中直人らと競演「笑いをこらえるのが大変」

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葉山奨之

伊原六花

■ 若者になじみのない“スポ根”のおもしろさを伝えたい



――穂香は青木先生の著書をバイブルのように大切にしていましたが、お2人にとって心の寄りどころにしているような大切なものはありますか。

伊原:履けなくなったダンスシューズやバレエシューズは、結構長く持っていました。破れて新しいものを買うのですが、ボロボロになるまで練習した証というか、それを見ていると頑張れる気がしたので、大切にしていました。

葉山:なんだろうな、あまりそういうものはないかな。僕が大切にしているのはモノというよりは、自分の直感ですね。子どものころから何か判断するとき、結構自分の直感を大切にしています。先ほども話しましたが、この作品のオーディションも直感的に「やってみたい、やれる」と感じたんです。自分の感覚は、これからも大切にしていきたいです。

――若い人にはあまりなじみのない相撲という伝統の面白さが伝わる作品でした。自分はハマっているけれど、なかなか一般的に伝わっていないなと感じるものはありますか。

伊原:私めちゃくちゃあります! いま自分がハマっていて、なかなか友達などに伝わらないのが「丁寧な暮らし」です。例えば盆栽を育てたり、南部鉄器で沸かしたお湯で朝から豆を挽いてコーヒーを飲んだり…。そういうことで心が穏やかになれるのですが「誰だれの器見に行こう!」と言っても、友達は口がぽかんとなったりするんです。それは伝えていきたいですね。

葉山:この作品もそうなのですが、スポ根のおもしろさを伝えたいですね。それこそ30年前の『シコふんじゃった。』もとても斬新な作品だったと思うのですが、いまはスポ根という言葉自体、ピンとこない人もいると思うんです。でも観たら身体が熱くなる。そんな面白さを多くの人に伝えたいですね。(取材・文:磯部正和 写真:高野広美)

 ドラマ『シコふんじゃった!』は、ディズニープラスで独占配信中。

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