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乃木坂46・山下美月の演技に懸ける思い「“お芝居が好き”という気持ちをずっと強く持っている」

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■「お芝居が好き」という気持ちをずっと強く持っている



――女優業への熱い思いをお話いただきましたが、以前『じゃない方の彼女』(テレビ東京系)の出演時にお話を伺った際、「自分の演技に納得できたことが一度もない」と話されていました。そこから作品を積み重ねていくことで、演じることに対して手応えや成長を感じている部分はありますか?

山下:正直ずっとないですね。やっぱり「女優が本職です」と言えるわけではないですし、全然うまくいかないことばかりなので。周囲の方に「良かったよ」と声を掛けていただくと、うれしいなと思うのですが、自分ではまだまだ未熟だなと感じることばかりです。

――『じゃない方の彼女』はとても素晴らしい演技だと思いましたが。

山下:ありがとうございます。でもお芝居って正解がないし、同じ役柄でも、演じる人によっては全然違う人物になると思うんです。100人いれば100通りの演じ方があるので、手応えというものは感じられません。自分で納得できればそれがゴールなのかと言えば、そうではないと思うので。きっと何十年お芝居をしていたとしても、納得することはないんじゃないかなと思います。唯一進んでいるなと感じられるとしたら、いろいろな役との出会いだと思うんです。なので、今はとにかくいろいろな作品に出合って、たくさんの方からさまざまな影響を受けられたらいいなと思っています。


――お芝居の仕事が増えていますが、アイドルとは違うなと感じる部分はありますか?

山下:アイドルって自分のアピールポイントがないと成立しないし、アイドルに向いている人って割と自分を素直に認められる人だと思うんです。私は6年くらいアイドルをやっていますが、自分自身の魅力をまったく見つけられていなくて。単純にアイドルってキラキラしてすごいなと客観的に思っちゃいます。

お芝居って普通の人を演じることが多いですよね。例えば女子大生の役とか普通のOLさんとか。久留美ちゃんも、あまり恵まれない環境で育った女の子という役で。もちろん、アイドルのキラキラ感を出す役柄もあるとは思いますが、基本的はきらびやかな感じを消す作業の方が多い。そこは違うなと思います。

アイドルと女優、大変さは全然違いますけど、単純に“お芝居が好き”という気持ちをずっと強く持っていて。もちろんアイドルのお仕事も好き。私は両方経験させてもらえる立場にいるので、どちらも頑張ろうという気持ちで臨んでいます。

――キラキラのアイドルといえば、大阪で行われた「乃木坂46 30thSGアンダーライブ」を弾丸で観に行かれたそうですね。

山下:観に行ける時間があまりなかったので、一人で新幹線に飛び乗って、次の日に仕事があったので終電で東京に帰ってきました。そのぐらいまでしても観に行きたくなる魅力があるんです。でも朝ドラに出演して、観た人が役に共感して「明日から頑張ろう」と思っていただけることと、アイドルがステージで全力で歌って踊っている姿を見て元気になってもらうことって、全然違うことをやっているんですけど、似ているなと気付きました。

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■ドラマ出演の賀喜遥香に「何かあったら言ってね」

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