関ジャニ∞・安田章大、大病の後遺症から断り続けた映像作への出演 恐怖心払拭し前向きな気持ちに
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映画『嘘八百 なにわ夢の陣』場面写真(C)2023「嘘八百 なにわ夢の陣」製作委員会
中井、佐々木をはじめ、友近、笹野高史、升毅ら芸達者なベテランがそろう現場も満喫したようだ。「貴一さんも蔵之介さんもみんな優しくて。貴一さんは、サクランボの差し入れをしてくださったんですが、僕がいっぱい食べていたら、『また取り寄せたから』って紙コップに“安田君”って書いて取り分けておいてくれたりしました」と感謝。「現場はみんな明るいから、移動中の車なんて小学校の修学旅行みたいでした。(山田)雅人さんと松尾(諭)さんと(桂)雀々さん、笹野さんと一緒の車で移動することが多かったんですが、みんなずっとしゃべってました。救急車が通りすがったら、“なんかあったんかな?”って、1個1個街で起きていることに反応して。お芝居の話は全然しなかったです」と楽しそう。
現場ではうれしい再会もあった。「中川浩三さんっていう大阪の俳優さんがいらっしゃるんです。僕が19歳の時に出た昼ドラ(『ショコラ』)で共演して、浩三にいやんって呼んでたくらいの方なんです。久しぶりにお会いして『ヤスと久しぶりに会っても、なんも変わらずこうやって会話ができることを幸せに思う』って言ってくれて…。浩三にいやんのお芝居を観に小劇場とかに行ってたんで、その時のお話とかしました。しょっぺさん(高田聖子)とは、本読みの時に2人で“うわぁぁ”ってなってあいさつしました」。
映画『嘘八百 なにわ夢の陣』場面写真(C)2023「嘘八百 なにわ夢の陣」製作委員会
『嘘八百』シリーズは、関西出身のキャストが多い作品だが、「現場での音符の飛び方がテンポよかったですね」と表現。「武監督が、『関西人が多かったからか、言葉の後に余韻として“はぁ”とか、しゃべる前のブレスの音が多かった』と言ってました。それはすごく芝居の躍動感を出すと。なるほどな、関西人はそういうリズムが大事なんだな、勝手に無意識で起こっているリズムなんだなって思いました」と発見もあったそうだ。
監督から掛けられた印象的だった言葉を尋ねると、しばし逡巡したのちに「もったいないから言いたくないな。自分のものにしておきたいからこぼしたくないかも。いい言葉でしたけど…大切にしときます」とほほ笑んだ。