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関ジャニ∞・安田章大、大病の後遺症から断り続けた映像作への出演 恐怖心払拭し前向きな気持ちに

映画

関連 :

安田章大

SUPER EIGHT(旧関ジャニ∞)

◆大病の後遺症から生まれた映像作品への抵抗感も払拭


映画『嘘八百 なにわ夢の陣』場面写真(C)2023「嘘八百 なにわ夢の陣」製作委員会
 ここ数年、毎年のように舞台で主演を務め、“役者・安田章大”としての進化は続けてきた。「舞台が好きな理由は、観に来てくれた人の心に種を植え付けるというか、人間の五感とかを使って、共鳴しあうことができるから最高なんだって思ってたんです。その中で、映像をやってこなかったのは、自分の病気が大きくて」と明かす。2017年に脳腫瘍を患い、その後遺症のためサングラスが手放せなくなり、「サングラスを着けないといけないっていうのが、自分にとって映像に対する抵抗感になった」という。

 「サングラスかけないといけない役なんてすごく絞られるので。かつ照明を浴びると(レンズが)照るので、スタッフさんに迷惑かけるっていうのもあったし…。照明浴びたらセリフが飛ぶっていうのもあったり、左前頭葉に腫瘍があったので、セリフ覚えが遅くなったんですよ。短期的、瞬発的に芝居をする場に向いてないなってはっきりと自分で理解できたから、映像ものは断ってくださいって、当時、マネージャーさんに話してたんです」。

 しかし、今回の出演で思いに変化が生まれた。「その中でもこうやってお話を頂けて、今回出させていただいて、自分の恐怖心とか抵抗感を全部ぬぐいさってくれたといいますか。すごく感謝している状態です」ときっぱり。「映像ものってやっぱり楽しいなーって思いましたし。映画にしかないお芝居の楽しさを教えてもらった作品です」と感謝する。

 「またオファーをもらえたらいいなって思うほど、映像に恐怖心がなくなったので、体調が良くなっているわけじゃないんだけど、うまいこと体調をコントロールして向きあいながら映像に出ていくということも誰かの力づけになるのかなーっ思うんで」とファンならずとも期待が高まる言葉が出た。「この業界に残っている理由はたったひとつ、誰かのために残っているので。自分のためであれば、もうこの業界には残っていないです。誰かのためにって思えたから、映像ものにもまた。みんなの期待に応えられる、たった1人の僕でいられたらなって思いますね」。

映画『嘘八百 なにわ夢の陣』ポスタービジュアル(C)2023「嘘八百 なにわ夢の陣」製作委員会
 最後に、本作のタイトルにちなみ、自身は嘘や騙しは得意なほうか聞くと「すごいヘタクソ」と即答。「すぐ騙される。フィッシング詐欺も何度クリックしたことか」と衝撃の告白が。「疑わないですね。疑うって楽しくないじゃないですか。エイプリルフールも毎回騙されて。騙されたことも忘れて、次の年にまた騙されてるんです」。(取材・文:編集部)

 映画『嘘八百 なにわ夢の陣』は、1月6日公開。

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