伊藤彩沙、20代ラストの写真集で見せた“大人の甘さ”「誰かの憧れになれていたら」
声優・伊藤彩沙が、3冊目となる写真集『アヤサージュ』(KADOKAWA)を6月24日に発売する。シンガポールとインドネシアを舞台に撮影された本作のテーマは、“大人の甘さ”。20代ラストという節目に、自身とゆかりのある地で見せたのは、これまでの愛らしさだけではない、凛としたまなざしと新たな表情だった。タイトルに込めた想い、撮影地での忘れられない出会い、そして声優デビューから13年を経て見つけた“自分の物差し”。憧れを追いかけてきた29年間の現在地と、これからの表現への想いを聞いた。
【写真】伊藤彩沙の魅力が凝縮 “大人の甘さ”漂う写真集先行カット(9枚)
■20代ラストに刻んだ“大人の甘さ” ゆかりの地で見つけた新しい伊藤彩沙
――3冊目となる写真集『アヤサージュ』には、どのような想いを込めましたか?
伊藤:まず、聞いた瞬間に覚えてもらえるような、キャッチーなタイトルにしたいと思っていました。いろいろ考えていたんですけど、表紙のイメージを思い浮かべた時に、ふと『アヤサージュ』という言葉が降りてきたんです。
造語ではあるんですが、「サージュ」という言葉の意味を調べてみると、“賢い”や“知的”、“落ち着いた”という意味があって。「私とは真逆だな」と思ったんですけど(笑)、同時にすごく大人っぽい印象も受けました。
一方で、私自身「アヤサ」を甘いと定義させていただきました(照)。今回の写真集のテーマが“大人の甘さ”なので、相反するような言葉を組み合わせることで、そのテーマを表現できるんじゃないかなと思ったんです。
さらに、ローマ字で書くと「Ayasa+age」にも見えるんです。ちょうど20代ラストというタイミングでもあるので、そこにも意味が重なっていて。ダブルミーニング、もしかしたらトリプルミーニングくらいになっているのかなと(笑)。
ファンの方もいろいろ考察してくださっていて、それがすごくうれしいです。「そういう受け取り方もあるんだ」と思えるのも楽しいですし、タイトルから写真集の世界を広げてもらえている感じがします。

――ロケ地はシンガポールとインドネシアということですが、実際に訪れてみていかがでしたか?
伊藤:シンガポールはお仕事で何度か行かせていただくことがあって、私自身もすごく大好きな国なんです。インドネシアも、初めての海外旅行で訪れた国だったので、どちらも個人的にゆかりを感じている場所でした。なので、ロケ地がその2ヵ国に決まったと聞いた時は驚きました。
撮影期間は、本当に最高でした。毎日暖かくて、雨も降らず、景色もとてもきれいで。インドネシアではリゾート地で撮影したのですが、現地の方々がとても温かかったのが印象に残っています。人の優しさに触れながら、ビーチの美しさや空気の心地よさも感じることができました。
シンガポールでは、久しぶりに訪れた懐かしさがありつつ、まだ行ったことのない新しい場所にも連れて行っていただきました。フォトジェニックな場所からおしゃれなスポットまで、いろいろな場所を巡ることができて。
最後には、マリーナベイ・サンズやマーライオン(像)が見える“ザ・シンガポール”な場所にも行けました。景色も、人も、空気も含めて楽しみ尽くしたような、本当に贅沢な撮影期間でした。
――撮影を通して、現地の方々との印象的な出会いや交流はありましたか?
伊藤:ビンタン島に着いた時に、ホテルのスタッフさんがとても親切にしてくださったことが印象に残っています。撮影で使う浮き輪などの備品を用意してくださったり、送迎でもお世話になったりして。日本語でお話ししてくださったのも、すごくうれしかったです。その方が「6月に日本に行く」とおっしゃっていたので、写真集を買ってくださったらいいなって思っています(笑)。
あと、ウェルカムシャンパンを出してくださった時のやりとりも印象的でした。「ウェルカムシャンパンです」と言ってくださった発音が、私には「ウェルカムせんべい」に聞こえて(笑)。「ウェルカムせんべいって聞いたことないな、なんだろう?」としばらく考えていたら、シャンパンだったんです。そういう楽しいやりとりも含めて、現地の方々の温かいおもてなしを感じられた時間でした。

