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東出昌大、逆境との向き合い方は「戦わない」 騒動を経た心境を語る

映画

■自身の逆境との向き合い方は「戦わない」

 純粋ゆえに誤解されることもあった金子氏は、ネットで誹謗中傷を受けたこともあった。自身と重なる部分もあったろうか。

 「金子さんも、警察が所持品を押収物としたとき、週刊誌や新聞が性犯罪のように書き立てましたが、それは金子さんの本質ではないんです。でも、僕が金子さんを最初、怪しい人かと思ってしまったのも、そういうネガティブなイメージが付きまとっていたからかもしれません。金子さん自身はそれでも“プログラミング馬鹿”なので、飄々と生きていらっしゃっただろうですし、僕もどこか“役者馬鹿”なので、役者業に関係のない雑念は金子さんと同じく気にならないです」。

 とは言え、騒動の最中には「エゴサしていた」とも語っていた東出。それは、気になるというより、「あえて自分にムチ打つような心境」だったと明かす。


 「自分がどれだけのことをしたんだろうという思いで、客観的に自分を見るためにでした」。

 金子氏は、逆境を乗り越え、7年越しで無実を勝ち取った。では、自身の逆境との向き合い方、戦い方は?と聞くと。

 「戦わないです、僕。悪様に人を罵りたい人はいますし、それを先導するメディアもあるかもしれませんが、力と力がぶつかると、反発が生まれるだけだと思うんです。実際、自身の行いが全て褒められたことかといえば、到底そうではなくて、僕は聖人君子でもなく、かなり泥臭い人間です。でも、そこで主張して戦うより、僕は日々の生活や周りの人たち、自分の本質に向き合うことをしていきたいと思っています」。

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■「70歳の時にいい芝居をしていたい」

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