乃木坂46・鈴木絢音が明かす “飽き性”の私が、10年間グループ活動を続けられた理由
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――直近では、ドラマ『リバーサルオーケストラ』(日本テレビ系/毎週水曜22時)出演や書籍出版と、個人での活躍も広がっています。一方、活動の母体となる乃木坂46では、3月でオーディション合格から10年。その数字についての率直な思いは?
鈴木:すごく飽き性なんです、私(笑)。だから、これまで10年間も続けられたものがなかったし、奇跡です。乃木坂46が“時代の最先端”を走ってきたからこそ、飽きずに、慢心せず続けられた気がします。
――「飽きる」とは違うかもしれませんが、心が折れそうなときはありましたか?
鈴木:乃木坂46はシングルリリースごとにパフォーマンス時のポジションが変わり、見える景色も変わるので飽きることはなかったです。でも、加入後の研究生時代、アンダー楽曲でポジションが3列目だった時期は、あきらめそうになりました。もういいかな、というか…。「こんなに無理してまで、続ける必要はないかも」と考える時期はありました。
――悩んだ時期もありながら、その後は気持ちがプラスに転じたと。
鈴木:(秋元)真夏さんがユニット「真夏さんリスペクト軍団(秋元を筆頭に、相楽伊織、渡辺みり愛で結成。後に鈴木が加入した)」に誘ってくださって、真夏さんとしては何の気なしだったかもしれないですけれど、そうしたお話やお仕事で、ちょっとだけいいことっていうのかな。先輩との関わりがうれしくなって「もう少し続けてみよう」と思いました。
――そんな秋元さんも卒業されて、環境が変化。今やグループで唯一の“先輩メンバー”になり、周囲は後輩だけになりました。ここまでの過程で、先輩の1期生や同期の卒業に寂しさはありましたか?
鈴木:卒業の瞬間は寂しくてどうしようもなかったんですけど、2期生が私だけになってからの活動が続いたことで、不思議と寂しくなる瞬間が減っていきました。むしろ、卒業したメンバーが頑張っている姿を見て「私も頑張らなくちゃ」と励まされています。今も、同期とは現状報告会をしていますし、卒業後も仲良しです。