野村周平、NY留学が転機に スルースキルを身につけ迎える30代は「より自由に生きる」
ドラマ『夫を社会的に抹殺する5つの方法』(テレビ東京系)ではモラハラ夫、『スタンドUPスタート』(フジテレビ系)ではパワハラ社長を熱演するなど、一癖も二癖もある役で存在感を発揮している俳優の野村周平。Paraviオリジナル人生ドラマ劇場『クロちゃんずラブ〜やっぱり、愛だしん〜』では、なんと安田大サーカスのクロちゃん役にトライ。クロちゃんのモンスターぶりを体現し、SNS上でも「クロちゃんに見えてきた」「演技力すごすぎ」と話題になっている。今どのような心構えで俳優業に臨んでいるのか直撃すると、「何でもやりますよ」と笑顔で告白した野村。今年30歳を迎える彼が、クロちゃん役を受けた理由をはじめ、スルースキルを身につけたという20代で訪れた転機を語った。
【写真】似てる? クロちゃん役を演じる野村周平
■野村周平&クロちゃんの異色タッグ「世間体を気にしない2人が揃った」
お笑い芸人、安田大サーカスのクロちゃん(黒川明人)の人生をドラマ化した本作。これまで数々のテレビ企画などでモンスター芸人と取り沙汰されてきたクロちゃんを丸裸にすべく、本人ほか歴代マネージャー、仲の良い芸能人、元カノなど周囲の人々に合計30時間超えのインタビューを敢行。その中で飛び出してきた仰天エピソードを、ドラマとして描く。
『クロちゃんずラブ~やっぱり、愛だしん~』より (C)Paravi
クロちゃん役のオファーが舞い込んだ時の心境について野村は、「“なぜ僕なんだろう”とは思いました」と率直な胸の内を明かしつつ、「僕はクロちゃんがもともと大好きだったので。好きな人を実写版で演じられるなんて、とてもうれしかったです。クロちゃんはもはや、何をやっても面白くなってしまう人。笑いの神に愛されている」と喜びと共に受け取ったと振り返る。
引き受けたからには、「何でもやる」という覚悟で挑んだ野村。女の子のグラスをペロペロとなめたり、髪の毛をクンクン嗅いだりする、クロちゃんの異様な行動も思い切って表現し、スタジオパートに参加している小峠英二、藤本美貴、高橋みなみからは「ちゃんと気持ち悪い」「野村さんの演技がすごすぎる」と絶賛の声が上がった。
『クロちゃんずラブ~やっぱり、愛だしん~』より (C)Paravi
ともすれば、演じることで世間から嫌われてしまう可能性もある役だが、「僕は、どのように思われても気にしません。クロちゃんもそうですよね。自分のやるべきことをきちんとやっていれば、好感度も気にしないし、世間にどう思われてもいいんじゃないかと思っている2人。世間体を気にしない2人が揃ってしまった」と楽しそうに笑う。