山本美月、30代に突入して感じた変化 結婚して「安心できる場所ができた」
2011年にドラマデビューを果たし、活躍の場を広げながら現在31歳となった山本。春頃には出産して母となるなど、ライフステージも変化した。結婚して「家に帰ると、絶対的な味方がいてくれる。安心できる場所ができた」そうで、「夫は怪談話やホラー映画も大好き。一緒にホラー映画を観たりもします」とにっこり。
30代に突入して最も変化したと感じているのは、「人間関係を少し整理したこと」だと明かす。「『行きたくないな』と気持ちが乗らないような場所には、行かなくなりましたね。自分にとって何が必要なのか、何が合っているのかを確かめるためにも、10代、20代は色々な人に会って、色々な場所に行くことが必要だったと思います。『30代を迎えると楽になる』という話を聞いたこともありますが、私も自分の本当に大事にしたいものが見えてきた今、『こういうことなのかな?』と感じています」としみじみ。
それは「お仕事も同じで、10代、20代は自分の向き、不向きもわからず、とにかくガムシャラでした。自分の気持ちをうまく伝えられず、難しいなと思うこともあった」ともがいた時期を振り返りながら、「今実感しているのは、『どんなお仕事をするか』ということもそうだけれど、『誰とお仕事をするか』ということがとても大事なんだということ。結局すべては人とのつながりが大切で、言われたままにやるのではなく、自分の意見も出しながら、打ち合わせや信頼を重ねていくことが大事なのかなと思っています」とまっすぐな瞳を見せる。
続けて「MC業には苦手意識があったんですが、『趣味の園芸』(NHK Eテレ)という番組をやらせていただいたときにものすごく楽しかったんです。新しいことにチャレンジすると、発見もありますね。10代、20代のようになにも知らないままポンと飛び込むのは少し怖くなってしまいましたが、用心しながら、これからも新しいことにも挑戦していきたいです」と宣言していた。(取材・文:成田おり枝 写真:松林満美)
映画『忌怪島/きかいじま』は、6月16日より全国公開。