山本美月、30代に突入して感じた変化 結婚して「安心できる場所ができた」
ホラー界の巨匠・清水崇監督の最新作『忌怪島/きかいじま』で、異世界のタブー“赤い女”=“イマジョ”と対峙する女性を演じた山本美月。「家では夫とも一緒にホラー映画を観ます」と大のホラー好きの彼女は、これまでにも「リング」シリーズの貞子、「呪怨」シリーズの伽椰子という世界に誇るホラーアイコンと共演してきた。そんな山本が、今回目撃した“イマジョ”の衝撃や魅力を証言。新たなライフステージに足を踏み入れた、今の心境までを語った。
【写真】透明感あふれる美しさ 山本美月、撮り下ろしフォト
◼︎なにわ男子・西畑大吾と初共演 意外な一面も目撃!
『犬鳴村』『樹海村』『牛首村』の「恐怖の村」シリーズでは、実在する心霊スポットを描いてきた東映と清水監督が新たに手掛ける本作。古来の怨念が眠る島を舞台に、天才脳科学者の片岡友彦(西畑大吾)と、VR研究チーム「シンセカイ」のメンバーに次々と不可解な出来事や死が降りかかり、彼らがその謎を解き明かそうとする姿をつづる。山本は、主人公・友彦と出会い、父親の死や、襲いかかる恐怖に立ち向かっていく女性、園田環役を演じた。
脚本を読んで、「恐怖の存在というホラー的な怖さもありながら、人間関係のドロっとした部分もしっかりと描かれた内容。“逃げられない”という閉ざされた島ならではの恐ろしさや、島の独特な文化が描かれている点もとても魅力的で、ぜひ参加してみたいと思いました」とほほえんだ山本。撮影は昨年5月〜6月にかけて奄美大島で行われたが、「私、奄美大島に行ったことがなくて! 奄美大島に行けるということも、参加したい大きな理由になりました」とワクワクしながら撮影に臨んだという。
(C)2023「忌怪島/きかいじま」製作委員会
実際に同地を訪れた感想について、山本は「“神様が降りた場所”と言われることがありますが、そう言われる理由がわかるような気がしました。私は霊感があるタイプではないんですが、そんな私でも、そこにいるだけでとても気持ちがいい場所だなと思いました」と神秘性を感じたそうで、「共演者の方々もみんな仲が良くて、和やかな雰囲気の中で楽しく撮影ができました。奄美でのロケのあとに関東でも撮影があったんですが、みんな奄美が恋しくなっていました」と笑顔で述懐。
友彦役を演じた、なにわ男子の西畑と共演した感想に話が及ぶと、「西畑くんは、本作で脳科学者の役を演じているので、難しいセリフがたくさんあって大変だったと思います。それでも待ち時間には、『シンセカイ』の皆さんと一緒に盛り上がったりと、いつも明るく過ごされていました。私もよくそこに交ぜてもらっていたんです(笑)。西畑くんは朝イチだと、寝癖がすごいんですよ。朝が弱いのかも」と教えてくれた。