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つるの剛士、当初は“イクメン”イメージに違和感も…50歳目前でこども心理学を学ぶ大学生になった理由

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■イクメンという言葉が消えて「当たり前」の時代こそ真の幸せ

 イクメンという言葉を受け入れることで、またしてもつるのをアップデートする道が開かれる。「今度は、最初に決めた育休とは全然違うので、すごく気合いを入れて臨みました。エプロンして、ハチマキして、毎日メモ帳を持って世の中のママたちの気持ちを全部自分が代弁しようと思ってやりました。それでまぁ、育休を終える頃にその期間の暮らしぶりをブログに全部ぶちまけたら、世の中のお母さんたちが『男性がここまで真剣にいろんなことをやってくれて、私たちの気持ちまで代弁してくれて、めちゃくちゃうれしい』みたいになって、それが輪をかけてイクメンの代表みたいな存在に押し上げられてしまって」と苦笑い。

 「僕自身、あまり本意ではないけれども、時代的に男性がそうやって育児をやるとか、家庭のいろんなことを理解するとか、そういうことが求められているのであれば、それはそれでいいことだし、このイクメンという言葉が消えて『当たり前』になった時に初めて、世の中、いい時代になっているんじゃないかなと思ったんですよね」。

(C)釣りビジョン
 より前向きに家庭に目を向けるようになったつるのは、やがて学業にも興味を持ち始める。2022年には短大を卒業後、幼稚園教諭二種免許を取得し、同年、保育士試験に合格。そして、2023年4月より大学3年に編入し、「こども心理学」を学ぶという熱の入れようだ。

 「今年で芸能生活30周年なんですが、振り返ってみると、『ウルトラマンダイナ』や『チャギントン』『劇場版ポケットモンスター』『すくすく子育て』など、子ども関係のお仕事をたくさんさせてもらいました。周りからもそういった部分を求められてきたので、少し専門的なことを真剣に学んでみようかなと。これから50歳になって新たなお仕事をさせていただく時に、そういった専門的な知識がある方が、説得力がありますし、いろんな方々のサポート役にもなれると思ったんですよね」。

 今年入学したばかりで、これからという感じだが、手応えは感じているようだ。「心理学にもいろいろ領域があって、こども心理学だけでなく、社会心理学や臨床心理学などいろいろあるんですが、今、総合的に心理学を学んでいて、それらを知っておくと、子どもたちとの関わり方とか、家庭の教育とか、もっと広い領域で皆さんのお話を聞くことができるようになる」と笑顔を見せる。さらに、「今まで家庭の中で子どもたちといろんなことに関わってきましたが、ごく自然にやっていたことが言語化されていくんですよね。全てがカテゴライズされるので、『なるほど、これがこういう心理学になるんだ』とか、『これがこの分野に属するんだ』とか、頭の中でどんどん整理されていくのがとても楽しい」と充実感を口にした。

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■「50代を楽しむ土台作り」 それが僕のモチベーション

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