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杏、キーマン“紫夏”役で『キングダム』出演 次世代へ受け継ぎたいものは「利益の出ないもの」

映画

■撮影中には同級生家族と“泊まり込み合宿”を実施

――ところで、撮影はコロナの影響で丸1年延期になったそうですが、当時どんなことを感じていましたか。

杏:紫夏編の撮影は本作全体の中でも、ほぼ最後の方だったんです。本作の撮影が始まった頃、私はちょうど『CUBE 一度入ったら、最後』(2021年)という映画のチームでスタジオにいて、『鋼の錬金術師』や他の作品も同時期に準備していて、一気に何かが動き出した雰囲気を感じていました。その中でも『キングダム』は異様なスケールだったんです。外で待機している兵士たちの並ぶ姿は、兵馬俑かと思うくらい(笑)。横目にキングダムチームを見ながら「半年後か1年後ぐらいには私もここにいるんだ」と考えると、大変な作品になることを肌で感じ、ワクワクしたことをよく覚えています。


――撮影がスタートしてからも、コロナ禍で地方ロケのときにベビーシッターさんではなく、同級生家族と泊まり込み合宿もしたそうですね。

杏:当時は同級生家族も、せっかくのGWだけど、みんな予定も空いているし、どこに行ったら良いだろうという状態だったので、「場所はあるし、夜ご飯は作っていくから、昼だけよろしく」みたいな感じでした。みんなもご飯を楽しみにしてくれているので、私が夜にミートソースとかをたっぷり作っておいて、朝仕事に出て。

――子どもを持って友達付き合いが変化したところもありますか。

杏:お互い助け合わないと回らないですから。でも、そういうときによく知った友達同士だと楽しいですよね。幼稚園や小学校からの友達で、たまたまみんな子どもがいて、子ども同士も年齢が近いので、一緒に遊ばせつつ、昼間は仕事で抜けさせてもらうというペースでした。それで、子どもが寝た後は、私が合宿場所に全巻持参したキングダムの漫画をみんなで読んだり、おやつを食べたり。ちょっとした時間が楽しかった思い出になっています。

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■次世代へ受け継ぎたいものは「利益の出ないもの」

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