西野七瀬、グループ卒業から5年 さまざまな経験を積み重ね、来年憧れの30代に
――タイトルに“冒険”とありますが、“あれは冒険だったな”というエピソードはありますでしょうか。
西野:お仕事と関係ないんですけど(笑)、友達と海外へ久しぶりに旅行に行ったんです。行きも帰りも飛行機は1人だったので、初めて1人で乗り継ぎをして。英語もまったくできないので緊張しながらだったんですけど、ワクワクもして冒険感がありました(笑)。たまに搭乗口の変更とかあったりするじゃないですか。そういうのがあったら怖いな、何かトラブルがあったら自分ひとりの力じゃどうしようもできないだろうなってスリルを味わえて、楽しかったです(笑)。
――(笑)。まもなくグループを卒業されて5年経ちます。
西野:「もう5年か、早いな」というのもありますし、本当にいろんな経験ができて、グループの中にいた時とはまた違う、一人になって生まれた責任感であったり、世界が広がった感じもあります。いろいろな作品と出会うことができて、すごくいい時間をずっと過ごせているような感覚があります。
――その中でターニングポイントを挙げるとすると、どんなことになりますか?
西野:最近は作品が途切れることなく続いているので、ここで、というよりは、1作品1作品終えるごとに、自分の中で学んだこととかがあって、それをちゃんと持って次の作品に移っていけている気がしています。簡単なものは1つもないので、毎回“どうしよう”と悩んだりしながら、新しい現場でスタッフさんとチームになって1つの作品を作って、ということを重ねていく中で、少しずつ自分の中で、どういうことで悩むのかが分かってきたり、少し余裕を持って視野を広く現場でいられることができてきたり、その積み重ねですね。
――今年の5月に29歳となられて、来年には30代を迎えられます。
西野:高校生の時からずっと30代って楽しそう、と思っていて、ようやくその高校生の時に憧れていた30代に突入できるんだな、といううれしい気持ちがあります。このお仕事は大人の方と接することが多いので、「30代、楽しみなんですよね」と言うと、「めっちゃ楽しいよ!」「40代はもっとだよ!」って言ってくださることがあると、“今、20代をそのために頑張ろう”とより思えたような気がしています。20代は大変なことのほうが多いんじゃないかと感じることもありましたが、ここで揉まれていろいろと経験した土台があったら、30代がよりすごく楽しくなるんじゃないかと思っていました。“20代に頑張ってきてよかった!”と思えるような30代になったらいいなって思っています。
――また新しい西野さんの姿を拝見することを楽しみにしています。では最後に今回のドラマを楽しみにされている皆さんにメッセージをお願いします。
西野:『ポケモン』のドラマということで、楽しみにしてくださっている方も多いと思うのですが、毎話ゲームのシーンもあり、それを受けて現実のまどかたちも成長していったりと、どちらとも楽しめる要素があります。小ネタもいろんなところにあったりして、『ポケモン』が好きな方もあまり知らないという方も楽しめると思うので、ぜひいろんな方に見ていただきたいです。
(取材・文:編集部 写真:高野広美)
木ドラ 24『ポケットに冒険をつめこんで』は、テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送にて10月19日より毎週木曜24時30分放送。BSテレ東、BSテレ東4Kにて10月24日より毎週火曜24時放送。
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