『君が死ぬまであと100日』豊嶋花、初の恋愛作品ヒロインに「ギアをフル回転しています」
ドラマ『君が死ぬまであと100日』より (C)右腹/集英社・「君が死ぬまであと100日」製作委員会
――高橋優斗さん(高は正式には「はしごだか」)演じる、うみの幼なじみで恋人の林太郎は“死ぬまで100日間の余命”が見え、うみは彼から“余命が100日”だと告げられます。ただ、うみが“ときめく”ことで余命がのびるという設定で。うみがさまざまな形でキュンとさせられるシーンが登場しますね。
豊嶋:「君100エフェクト」っていうのがあって。うみがキュンとするシーンでは、照明さんがエフェクトを使ってカラフルな光を作ってくださるんです。現場でその準備が始まると、「よし、やるぞ!」とスイッチが入って。キュンとするシーンでは恥ずかしい気持ちもなくはないんですけど、「君100エフェクト」で気持ちを入れています。
――これもインタビューでお話しされていましたが、「演じていて難しいなと感じるのは、可愛らしい感じの子」だと。
豊嶋:『ばらかもん』の美和みたいな男勝りな役は、すっと入れるんですけど、逆だと…。男きょうだいしかいないからなのかな。
ドラマ『君が死ぬまであと100日』より (C)右腹/集英社・「君が死ぬまであと100日」製作委員会
――お兄さんが2人いらっしゃるんですよね。
豊嶋:母も兄が2人いるんです。母も私も兄が2人。周りに男の人が多いので、女の子っぽいのが恥ずかしくなっちゃうところはあるのかも。そういう意味では、今回演じるうみは自分とはちょっと離れていて、女の子らしさのギアをフル回転して頑張っています。
――“余命が見える”という設定の作品は今までにもありますが、うみのように、余命を見られる側も“自分の余命を知っている”というパターンは少ないような気がして。その分、うみの心情としては複雑ですよね。
豊嶋:そうなんです。うみが自分の余命を知らない状態なら、ずっと明るくいられるんですけど、たろー(林太郎)がうみのことで泣いたりして感情が忙しく動くので、うみはたろーのことを落ち着かせつつも一方で、「自分は死ぬかもしれない」っていう恐怖もあるから、ずっと明るくいられるわけじゃない。そういうところが難しいですね。でもやっぱり高橋さんがたろーだからこそ、できている部分もたくさんあって感謝しています。