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『不適切にもほどがある!』“キヨシ”役抜擢の坂元愛登、15歳が驚いた意外な“昭和エピソード”とは?

ドラマ

◆目標とする俳優は磯村勇斗「人としてもこんな人になりたい」



――阿部さん、吉田さん、磯村さん、河合さんなどそうそうたる皆さんとの共演はいかがでしょう?

坂元:最初の頃からずっと、皆さんどんどんセリフとかにアレンジを加えて、より面白く!という感じで演じられていて。それがとにかく面白くて、こんなにぶっ飛んでいいんだ!と驚きました。僕は、こういうことをしたら面白いんじゃないかと思い付いてもなかなか行動に移せなかったのですが、皆さんがどんどんアレンジされているので最近は少しずついろいろとやってみたりしています。お芝居もそうですし、現場の立ち姿だったり、すべてが勉強になります。

――撮影現場の雰囲気はいかがですか?

坂元:皆さん気軽に話しかけてくれたり、会話に混ぜてくれたり、優しい方々ばかりです。喫茶店「すきゃんだる」のマスター役の袴田吉彦さんがすごくかわいがってくださって。会うたびに「キヨシ~」って話かけてくれたり、リハーサルが終わったら目が合ってニコってしてくれたりするので、うれしいです。


――坂元さんのパーソナルな部分もお聞きしたいのですが、俳優を志すきっかけはなんだったのでしょう?

坂元:兄がいるのですが、兄がテレビを見ながら「こういう仕事楽しそうだね」って軽く言ったところ、親が「やってみる?」となぜか僕も巻き込んで一緒に書類を送ったという感じです。始めたころは、お仕事は楽しかったですけど、友達と遊ぶ方が楽しい時期だったので、あまりストイックじゃなかったなとすごく後悔しています。

『ある男』への出演が決まってから、ようやく仕事という意識がついてきたという感じです。このオーディションに落ちたらやめると家族にも話していて、最後にしようと決めて受けたオーディションだったので、『ある男』という作品に出合って、石川慶監督に抜擢していただいたから、今このお仕事ができていると思いますし、自分の中でとても大きい作品です。

今はどんな役でも演じることが楽しいですが、自分が経験したことのない状況や役を体験できるのが本当に楽しいです。

――目標とする俳優さんはいらっしゃいますか?

坂元:磯村勇斗さんです。もともと好きな役者さんだったのですが、『正欲』という映画が、すごかったんです。すごいって軽く言うのは失礼な感じがするんですけど、とにかくすごくて。観終わってめちゃくちゃ涙が出てきて、お芝居でこんなに人の心を動かすことができるんだ!と感じた作品でした。磯村さんはその役としてただ生きているという感じで、とても心惹かれました。

金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』場面写真(C)TBS
――そんな目標とする俳優さんと共演がかないました。

坂元:そうなんです。『正欲』とは真逆な作品や役なのですが、コメディはコメディでしっかりぶっ飛んでいて、振り幅がすごいなと思います。

現場でも優しく声をかけてくださって、外でのロケは寒かったりするのですが、「キヨシ大丈夫? 寒くない?」って毎回声をかけてくださるんです。人としてもこんな人になりたいなって思います。

――リアル「ムッチ先輩とキヨシ」のような関係なんですね。それでは最後に今後の注目ポイントを教えてください。

坂元:ストーリー全体はもちろん、キヨシが未来に戻るのか、戻れないのかというところもそうですし、お父さんであるイノウエくんとこんなに仲良くなって大丈夫なのか、キヨシのこれからにも注目していただけるとうれしいです。

(取材・文:田中ハルマ 写真:上野留加)

 金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』は、TBS系にて毎週金曜22時放送。

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