ドラマ『からかい上手の高木さん』月島琉衣&黒川想矢、小豆島ロケが“高木さん&西片”体現の手助けに
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月島琉衣
――そんなお2人が演じられる「高木さん」と「西片」ですが、どんなキャラクターだと思われましたか?
月島:高木さんは性格面では自分と真反対だなと思っていて、原作を読んで撮影に入るまでは、凛として大人っぽい性格だと思ったので、声のトーンやテンポとか細かいところも意識していました。でも撮影に入ったら、意外といい意味で何も考えずにというか、自然体で撮影できたのでよかったなと思います。高木さんの攻略本みたいなものを買って、「高木さんはこういう時にはこんな“からかい”が出る」というのを研究したりもしました(笑)。
黒川:そんな本があるんだ! …知らなかった。
月島:撮影中も読んでいて、西片には見せてあげたかったけど、見せませんでした(笑)。
黒川:読めばよかったな。それがあったら勝てたかもしれないのに。
僕は西片と似ているかは自分ではよくわからないのですが、月島さんや今泉監督は似てると言ってくださるので、たぶん似ている部分もあるのかもしれないです。西片は、思っていることが表情に出ちゃったり、嘘がつけない子だと思っていて、そういうところが僕も結構似ているかもと思うんですけど、自分ではそう認めたくないところもあって。
撮影中は高木さんにからかわれて、なんでこんなにからかわれてるんだ!みたいな気持ちになり悔しくなって、絶対からかい返すぞ!と、本当に西片と同じような気持ちで撮影していました。
――もし月島さんの同じクラスに西片みたいな男の子がいたら、気になりますか?
月島:高木さんがからかうたびに出る、「やめてよ!」とかの大きな反応はかわいいなと思います(笑)。
――中学生男子からすると、高木さんは大人っぽくて、小悪魔というかずるいというか、なかなか手強い相手ですよね。
黒川:そうなんですよ! ずるいんですよ!
月島:(笑)。でも、高木さんも、西片に優しいことを言われたりすると、表で見せないけど裏で照れて喜んだりして、女の子らしいかわいいところもあるんです!
ドラマ『からかい上手の高木さん』場面写真 (C)山本崇一朗/小学館 (C)TBS
――月島さんも黒川さんも、ふだんからあんな感じなのかな?と思うくらい自然なやりとりでした。初対面の時の印象はいかがでしたか?
黒川:最初会った時は、なにもしゃべれなくて…。
月島:一言もしゃべってない(笑)。
黒川:どうしようと思って、まずは「高木さん」って呼ぶことから始めました。撮影中にいろいろ話したり、撮影が終わってからも次のシーンの台本の読み合わせをしてもらったり、徐々に互いを知りつつ撮影をしていたんで、楽しかったです。
――撮影中もコミュニケーションを取りながらだったんですね。
黒川:けっこう意地悪でした(笑)。
月島:え~!? 意地悪ってほどではないよ(笑)。
――第2話の腕相撲のシーンでは、高木さんが「手繋いでるなーと思って」と言ったり…。
黒川:あれ反則ですよね!
月島:(笑)。高木さんはそういうのにも照れないっていう性格だったので、私は実際に撮影していても意識せずに握ってました。すらっと自然に。
黒川:僕はめちゃくちゃドキドキしました。これは勝負だから! 勝つために! そんな気持ちでいました。
月島:撮影以外でも、高木さんの性格が浸透していて、ちょっと驚かせたりっていうのもありました(笑)。
黒川:ありました。
月島:本当に驚いてくれてたのでよかったです(笑)。
――お気に入りの“キュン”シーンを教えてください。
月島:5話でバレンタインのシーンが出てくるんですけど、そこでのチョコにまつわる高木さんの行動は、見てくださる皆さんも「どういうことだ?」ってなると思うので、そこが“キュン”ポイントです。
黒川:バレンタインのシーンは、高木さんと西片以外にも、クラスメイトのドキドキのシーンも楽しくて印象に残っているので、ぜひ見ていただきたいなと思っています。