戸塚有輝、『ウルトラマンアーク』主演に抜てき! 新ヒーローとしての思い語る
――変身シーンはいかがでしたか?
『ウルトラマンアーク』場面写真 (C)円谷プロ (C)ウルトラマンアーク製作委員会・テレビ東京
戸塚:大変でした(笑)。ユウマは地球防衛隊の人間ではなく、戦闘訓練を積んでいない正義感の強い一般市民なんです。怪獣と相対するとき、倒しに行く動機の腑に落ち方や、変身に至るまでの流れというのを、説得力を持って表現するのはとても難しい。丁寧に丁寧にという思いで変身シーンには臨みました。
――撮影を通じて何度も変身を繰り返していると思いますが、印象は変わったりしましたか?
戸塚:明確に変えようという意識を持っているわけではないのですが、ユウマ自身もだんだんと成長していくので、それに合わせて…という感じです。僕自身も変身アイテムを扱うのが慣れてきたところはあります。
――お父さんからもらった言葉「走れ!ユウマ」を座右の銘に頑張っているユウマ。戸塚さんには座右の銘はありますか?
戸塚:まだ「これです!」というものはないのですが、でも「走れ!ユウマ」というのは個人的にも好きなんです。この作品は過去のことなどいろいろ出てきますが、「走れ!」って僕にとっては「前を向け」と言われていることだと思っていて。それって過去を受け入れろということだと思うので、短い言葉ですがとてもいい言葉だなと思っています。
――半年間の放送がいよいよ始まりますが、どんな期待を持っていますか?
戸塚:撮影自体はかなり前から行っていたので、ようやく皆さんに観ていただけると思うとワクワクします。観てくださる皆さんが、楽しんでいただけることが一番嬉しいので、ぜひ期待していただければと思います。そして放送が終了したときに、自分が想像もしていなかったところに行けたらいいなと思っています。
――放送を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。
戸塚有輝
戸塚:映像を観て思ったのが、特撮ってすごいなと思いました。映像のワンカットワンカットに、とても愛が溢れているんです。また11の言語で世界同時期放送と配信もされるということで、そんなことってウルトラマンシリーズならではですよね。それだけの作品に出演させていただいたということをしっかりと肝に銘じて、頑張ってきたので、是非楽しみに観て欲しいです。
(取材・文:磯部正和 写真:高野広美)
『ウルトラマンアーク』は、テレビ東京系にて7月6日より毎週土曜9時放送。