岡村隆史、父となり実感する“アンパンマンのすごさ”「いつもすごく助けられている」
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――アンパンマンと言えば、このお仕事をされる前に、昨年末の『ナインティナインのオールナイトニッポン』の中で、アンパンマンのすごさについて矢部浩之さんと語っていらっしゃったこともありましたよね。
岡村:そうそう。子どもを持って発見したことが多いんですね。特に驚いたのは、アンパンマンのことで。子どもって、どんなちっちゃいアンパンマンでも、見つけるんですよね。あれ、すごいなと思ってラジオで話したんです。街中にアンパンマンを見つけるスピードとか、誰かが「アンパンマン」って言うと、みんなが口々に「アンパンマン」と言い出すこととか。僕はアンパンマンの動画をダウンロードして行って、飛行機の中で見せることもあるんですが、誰かが飛行機で「アンパン」と言ったら、あちこちで「アンパンマン」「アンパンマン」「アンパンマン」の大合唱。絶対みんな通る道なんやなと思いました。
――声に出して言いたくなる語呂の良さもありますし、原色のシンプルな絵も強いですよね。
岡村:車の中でSpotifyでアンパンマンの曲を聴くこともあるんですが、スマホにSpotifyのアプリでアンパンマンの小さな絵が表示されるだけで、「アンパンマン!」と反応します。散歩中も、例えば散髪屋さんの窓枠にアンパンマンのぬいぐるみが置いてあると、こっちが気づかないうちに「アンパンマン!」と。この間も、散歩で赤ちゃん連れのお母さんとすれ違って、「アンパンマン!」と言うから見たら、小さいシールが貼ってあった(笑)。
――赤ちゃんにはアンパンマン探知機が入っているんじゃないかと思うくらいですね(笑)。
岡村:上戸さんもお子さんが泣いているときとか、アンパンマンに助けてもらうことがあったと言っていましたね。うちの場合、最近は、「お風呂、チャプチャプしない?」と言って、お風呂までスピーカーを持って行って、スピーカーを切るときには「アンパンマン、バイバイ」って言って、スピーカーの電源切ったりしています。スピーカーが「パワーオフ」って言うのを、子どもも一緒に「パワーオフ」まで言うんですよ(笑)。アンパンマンのぬいぐるみはずっと近くに置いていて、寝るときも一緒。突然こうやって(無表情)ブンっと投げるときもありますけど(笑)。
――(笑) 大事なぬいぐるみを無表情で突然投げる仕草は、岡村さんが昔『とぶくすり』(フジテレビ系)でよくやられていたコント「たつひろくん」(矢部の弟)っぽいです(笑)。
岡村:そんな感じ(笑)。アンパンマンじゃなくて、「ドキンちゃん」と言うときもあるし、「あかちゃんまん」って言うときもあるけど、何か嫌がったり不機嫌だったりするときは、いつもアンパンマンの仲間達に助けてもらっています。
――ご自身がお父さんになられたことで、心境の変化もありますか。
岡村:どうでしょう。まだまだ至らないところもたくさんありますが。
――アンパンマンは自分の顔を困った人に与える、究極の自己犠牲の人、無償の愛の人とも言えます。子どもを持ったことで共感するところもありますか。
岡村:自分はそこには到達していませんが、逆に子どもを持ったことによって、自分がこんなに何かを必要とするとは思いませんでしたね。今まで一人暮らしも長かったですし、誰かに助けてほしいと思うことや、何か・誰かを頼ることもあまりなかったんです。でも、子どもができて、どれだけアンパンマンというものが頼りになって、偉大な存在かをすごく感じるようになりました。
――アンパンマンは子どもたちのヒーローだと思っていましたが、そう思うと、お父さんお母さんにとっても頼もしいヒーローなんですね。
岡村:そうですね。僕はまだ育児の中で自分に何ができんねんっていうとき、アンパンマンの曲を流したり、アンパンマンのぬいぐるみを持って行ったりぐらいしかできないんですけど、 いつもすごく助けられています。
(取材・文:田幸和歌子 写真:高野広美)
映画『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』は、6月28日全国公開。