山崎賢人「30代はもっといろいろなことを知りたい」 海外も視野に貪欲にチャレンジ
2024年はニューヨーク・アジアン映画祭で、すばらしい演技を披露した俳優に与えられる「The Best from the East Award」を日本人として初受賞した。映画祭では『キングダム 大将軍の帰還』が現地で初上映されたが、会場の盛り上がりを回想した山崎は「日本には、漫画という誇らしい文化があって。それを映像化して世界中の人に楽しんでもらえるなんて、本当にステキなことだなと思いました。また映画を楽しむことや、キャラクターの伝える熱い生き様には、国境がないんだなと思いました」とにっこり。「日本の作品も、海外の方々に楽しんでもらうことができる。これからもたくさんの人に楽しんでもらえる作品に取り組んでいけたらいいなと思いますし、海外の作品に挑戦できたとしたらまた面白くなるのかなと思っています。英語ももっと勉強したいと思っています」と海外での活躍も視野に入れるなど、山崎の見つめる未来は限りない可能性に満ちている。
大作の主演を担うことにはプレッシャーがつきまとうものだと想像するが、「作品づくりが好きなので、新しい作品に入って、また新しい景色が見えて、新しい仲間に出会えることもとても楽しいです」と微笑んだ山崎。
「僕にとって一番のモチベーションになるのは、作品づくりをしている時に一緒に走っている人がいるということ。いつも、その人たちのためにも頑張りたいと思っています」と仲間と心を一つにする瞬間が最高にみなぎるのだとか。「これまでやってきたことは一つも無駄ではない」と力を込めた山崎は、「僕はもともと負けず嫌いなところがあって。これからも、ハングリー精神を忘れずにいたいです。貪欲にチャレンジしていこうと、自分に言い聞かせるようにしながら進んでいきたい。30代は、もっといろいろなことを知りたいなと思う部分もあります。勉強する時間をしっかりと持って、新しいものをインプットして人間力も高めていきたいです」と宣言していた。(取材・文:成田おり枝 写真:高野広美)
映画『アンダーニンジャ』は、1月24日より全国公開。
※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記