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綾瀬はるか&柄本佑が明かす大切な出会い 「最初めちゃくちゃ怖い人だなと思った」「本当にただのいい奴」

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■柄本佑、『光る君へ』で感じた塩野瑛久との出会い!

――母子愛のような場面も作品の魅力ですが、ご両親から大きな愛をもらったなと感じたエピソードはありましたか?

柄本:言葉とかではないのですが、自分が出ている作品を必ず観てくれているんですよね。それに対して何か言うということはまったくないのですが……。それは少し愛情を感じます。

綾瀬:それはもう愛情ですよ(笑)。私は悩んだりすると割と母親に話すのですが、最終的にはすごく自信をつけてくれるんです。例えば感情をあらわにして泣くシーンの前とか、かなり憂鬱なんですけれども、母親に電話すると「お母さん、3分もあれば泣けるよ! 大好きな動物のお別れとか想像してごらんよ」とか言うんです(笑)。「そういう問題じゃないでしょ」と思うのですが、結局電話を切るときは「そっか、大丈夫か」みたいな気持ちにしてくれるんです。

綾瀬はるか
柄本:それはすごくありがたい存在だね。

――ロズとチャッカリは最初「えっ!」というほど気が合わない感じでしたが、最後はとても大切な存在になります。お2人にとってそういう出会いはありましたか?

柄本:昨年やっていた大河ドラマ『光る君へ』(NHK)で、一条天皇役だった塩野瑛久くん。彼は本当にすごく周囲が見えていて、物事に良く気づくんです。人の半歩先で動いてくれる。本読みとかでも「どこだっけ?」みたいなときに、スッと「何ページのどこです」みたいな。最初それが何かあまりにもスムーズ過ぎて「(いい人に思われようと)狙ってる!?」なんて穿(うが)った見方をしてしまったんです。でも付き合っていくうちに「本当にただのめちゃくちゃいい奴」だった。

綾瀬:本読みのページを教えてくれるなんて絶対いい人だよ(笑)。

柄本:ただただ僕がそんな見方しかできない、ピュアな人間じゃないんだなって(笑)。飲んだときに本人にも話して「ごめんね」って言った気がします。(『野生の島のロズ』の)クリス・サンダース監督にも申し訳ないよね。こんな素敵な作品に出演させてもらったのに。

柄本佑
綾瀬:私はなんだろうな。『世界の中心で、愛を叫ぶ』(TBS系)でご一緒した(ディレクターの)石丸彰彦さんかな。最初めちゃくちゃ怖い人だなと思ったんです。

柄本:怖かったよね。

綾瀬:でもそのあと長い期間ドラマでご一緒したんですよね。『白夜行』とか『JIN‐仁‐』『わたしを離さないで』『義母と娘のブルース』、『天国と地獄 ~サイコな2人~』(いずれもTBS系)とか。

柄本:俺『わたしを離さないで』にもちょっと出ているんだよね。

綾瀬:そうだ! 出ていたよね。本当に最初すごく怖くてビクビクしていたのですが、それって愛情の裏返しだったんだなって。

(左から)綾瀬はるか、柄本佑
――表面的なことだけではなく、しっかり相手の本質を見るというのも、作品のメッセージですよね。

綾瀬:そうですよね。しっかり向き合ってみないと人なんてわからない。簡単に判断してしまいがちですが、やっぱり長く一緒にいるというのは大事ですよね。

柄本:すみません、塩野くん (苦笑)。やっぱりポジティブな面を見ないといけませんね。

綾瀬:チャッカリも最初すごく嫌な奴だなと思っていたのに、最後は大好きになりましたからね。

(取材・文:磯部正和 写真:上野留加)

 アニメ映画『野生の島のロズ』は公開中。

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