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元宝塚宙組トップ娘役・潤花、退団後も変わらぬ舞台への思いとこの2年で生まれた変化

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◆宝塚退団からの2年は「充実していた」 自身に生まれた変化は?



――宝塚を退団されてから間もなく2年が経ちます。この2年を振り返ると、どんな日々でしたか?

潤:退団して、自分自身のいろんな感情と向き合うことができた充実した2年間だったと感じています。退団という区切りで、もう一度自分を改めることができました。

――退団後初舞台『あのよこのよ』を拝見しましたが、潤花さんの姿から舞台に立つ喜びを感じました。

潤:本当に楽しくって。舞台でも映像でも、お仕事を通して生まれた出会いやご縁に感謝しています。これからも大切にしていきたいです。

舞台中は自分でも感じていましたが、周りからも生き生きしてる、水を得た魚のようだと言われました(笑)。共演している皆さまはもちろん、身近なマネージャーさんや観ていただいた方々に「どうですか?」とお聞きして。そこでいただくお言葉が自分の役作りのヒントになり、舞台上で共演者の皆さんと作品を生き、さらにお客様の反応でできあがっていく感覚がありました。初日から千秋楽までで全然違っていったのでそこも楽しかったです。

――この2年で、ご自身のここが変わったなという点はどこでしょう。

潤:より豊かになりました。人に対しても、物事に対しても、出来事に対しても。何かショックを受けた時に自分でコントロールが利かなくなることがなくなりましたね。家族や仲のいい友人にも助けてもらっていますが、日々生きていて、プラスなこと、マイナスなことで大きく自分が揺れ動かなくなったような。そこは一番大きな変化だと思います。年齢を重ねたということもあるかと思いますが…。

――今後、どんな活動をしていきたいという思いをお持ちですか?

潤:改めて、お芝居をすることが本当に好きなんだなと感じています。スタッフの皆さんや共演者のみなさんと、作品を一から作り上げていく過程がすごく大好きなんです。そこが再確認できたので、これからもお芝居を続けていきたいと思っています。ジャンルを問わず、映像でも舞台でもミュージカルでもストレートプレイでも、私は俳優として生きていきたいです。

(取材・文:田中ハルマ 写真:松林満美)

 ミュージカル『二都物語』は、東京・明治座にて5月7日~31日、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて6月7日~12日、愛知・御園座にて6月21日~29日、福岡・博多座にて7月5日~13日上演。

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