ふぉ~ゆ~&紅ゆずる、初共演で早くもわちゃわちゃトーク! 5人が明かす「ここだけは負けたくないところ」
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――ふぉ~ゆ~の皆さんはすでに打ち合わせも始まっていると聞いていますが、前回からさらにブラッシュアップしたいと考えているところを教えてください。
辰巳:梅棒さんの作品の再演を観に行ったときに、同じ作品でも時を経ていろいろな変化があると感じたので、僕たちも今回、変わる部分もあると思います。新曲を増やしたいというご提案もいただいておりますので、きっと同じ作品にはならないと思っています。それから、前回は稽古が始まって1、2週間は梅棒のスタイルに馴染むことに時間を使ったんですよ。今回は、梅棒さんのスタイルを知った上で始められるので、必然的に前回よりも役へのアプローチは深くなるのではないかと思います。横にいる3人が変われば、自分も変わるので、そういう意味でもみんなを通してこの作品を観るというのも楽しみです。
福田:ノン・バーバルな作品で、セリフがないとは言っていますが、それぞれが心の中では自分たちで作ったセリフを話しながらお芝居をしているので、前回は稽古でそれを理解して馴染むまでに時間がかかりました。セリフを話さないのに話している気持ちになるというのに時間がすごくかかったんです。そういう意味で、今回は飛び級できています。もしかしたら、もう2回目なので、ちょっと声が聞こえてくる可能性もありますよね。お客さんが「あれ? なんで聞こえているんだろう」という現象になるかもしれません。それくらい精度が上がると思うので、第六感的なものが溢れてしまうかもしれない。新しい能力を手に入れたいというくらいの気持ちで挑みたいと思っています。
辰巳:トーンだけ真面目に話しているけど、途中から楽しくなってきてたでしょう?
福田:いや、最初から。
辰巳:最初からは気づけなかったわ(笑)。
越岡:あれ? 質問なんだっけ?
辰巳:打ち合わせとか始まっていると思うけど…。
福田:今回はどんな超能力をゲットしたいですか?
越岡:なるほどね。
辰巳:なるほどじゃないよ(笑)。違うよ。
越岡:でも、2人がもう大体話したので、僕は裏話しをしちゃおうかな。前回、僕のスーツが赤っぽい色だったので、公演を重ねていくうちに汗ジミが目立つようになったんですよ。なので、途中からペットシーツが仕込まれました。
辰巳:そうだった(笑)。
越岡:でも、今回はそれを知ってくださっているスタッフさんがいるので、最初からペットシーツを貼っています。
福田:もう稽古場からペットシーツでいいよね。本番は衣裳の中につけるけど、稽古はペットシーツ。
辰巳:あとは、前回は急遽ペットシーツを使ったから1社のメーカーさんしか試せていないので、どのペットシーツがこっしーの汗と相性がいいのか試さないと。
越岡:今回、いろいろと検証していきたいと思います。
――ありがとうございます(笑)。松崎さんからもお願いします。
松崎:打ち合わせをする段階では、この曲がいいんじゃないかとか、この曲が合っているなとかいろいろと想像するんですが、振り付けでも曲の印象は変わってくるので、前回ご覧になった方も、今回初めて観る方も絶対に面白い作品になっていると思います。曲が変わったことによって感じ方も違うと思いますし、自分の中でもさらに世界観が広がったことを感じています。
――紅さんはこうしたお話を聞いて、改めて本作にどんな意気込みがありますか?
紅:普段、こうした場ではきちんとしたことを言わなくてはいけないなと気負ってしまうのですが、今回はその必要が本当にないんだなと感じています(笑)。皆さん、すごくきちんとしたことをおっしゃいつつも、どこかで面白いことを言ってくださるんだろうと期待してしまう自分がいて。私も“面白い人”枠ではあると思いますが、「今日は皆さんに食われているな、私はまだまだだな」と思っているので、そうしたところも修行を重ねていきたいと思っています。