吉高由里子、“伝えたい”“話したい”と思うことは「私の一番の性(さが)」
――先ほどXを書籍化するオファーもあったとのお話もありましたが、吉高さんがXで投稿する時に気をつけていることはどんなことでしょうか?
吉高:2011年からやってるのかな。始めたきっかけは覚えてないんですけど、知りたいから発信するということかもしれないですね。私の場合食べ物の話が多いんですけど。さみしいからとかではなく、知りたいのほうが強いかもしれない。繋がりたいからではないですね。リアルタイムで共有できるっていうのが面白いですよね。
――インスタグラムをやらない理由は何かありますか?
吉高:2個ってどうしたらいいの?って。どっちかに偏ってえこひいきになるのは嫌じゃないですか。それと、インスタグラムには毎回写真を載せなきゃいけないというプレッシャーがあるんです。今から始めても機能が分からなさすぎてついていけないと思うので、このまま置いていかれると思います(笑)。
――最後にファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。
吉高:この本の制作は『光る君へ』の撮影と同じタイミングで、いい息抜きではないですけど、自分の言葉で話せるってこんなに楽なのか、自分の言葉で伝えられるって気持ちがいいと感じながら作りました。海外に行くと自分の言葉で冗談が言えなくて、悔しい!もうちょっと面白く言えるのに!と思うことがあるんですけど、伝えたい、話したいと思うことって私の一番の性(さが)なのかなって思います。
今回の本は人に伝えるために発信しているインタビューの言葉ではないので、私のひとりごとをのぞき見している感覚で読んでいただけるとうれしいです。
(取材・文:佐藤鷹飛 写真:高野広美)
吉高由里子の書籍『しらふ』は、ワニブックスより7月22日発売。通常版は2420円、吉高完全プロデュースによるオリジナルTシャツ付きの初回限定版(B5変形判BOXケース入り仕様)は6980円(いずれも税込)。