藤崎ゆみあ、俳優志望の原点は父親と過ごした映画館 一人暮らしを経験し家族との関係にも変化
――2023年に上京されて、いきなり一人暮らしだったんですよね。不安はありませんでしたか。
藤崎:何も考えずにただ「東京に行くぞ」と出てきましたが、私は4人きょうだい6人家族で育ったので、何も音がしない空間が今までになさすぎて、逆に落ち着かないところがあります。ガヤガヤとうるさいくらいの環境のほうが集中できるので、集中したいことがあるような時には家族に電話をして、みんなが勝手にしゃべっているのを聞いています(笑)。電話をしているというよりは、繋いでいるという感じで。
――ホームシックにはなりませんか。
藤崎:実家では猫も一緒に暮らしていたので、家に帰ってもその子がいなくて寂しかったり、朝起こしてもらうこともなくなって「静かだな」と思ったりすることもありました。でも、ありがたいことに上京してすぐ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』のお仕事があって、寂しさを感じないくらいに撮影現場が充実していました。
――ご家族との関係も、上京してから変わりましたか?
藤崎:いわゆる反抗期というわけではないですが、中学生の頃には「意味分かんない」と思っていた家族の行動が、高校生になって一人暮らしをしてみると「あれは優しさや思いやりだったんだ」と思えることがすごく多くて。上京してから家族とより仲良くなれたし、会話も増えました。
――出演作品へのご家族からの反響はありますか。
藤崎:『イクサガミ』(Netflixで11月より独占配信)が決まった時には、すぐに父に報告しました。特に岡田准一さんとの共演には「あの岡田准一さん…?」と理解が追いつかない様子でした(笑)。そんな父に『イクサガミ』のTシャツをプレゼントしたら、旅行に行くたびに着てくれているので、「気に入っているな」と思いながら見ています。
――良い宣伝になりますね(笑)。これまでの作品での共演者など、現在交流のある俳優さんはいますか。
藤崎:『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』で共演した當真あみちゃん、白倉碧空ちゃんとはずっと仲が良くて、予定が空いたらとりあえず会うような仲になりました。
――お休みの日はどう過ごしていますか?
藤崎:友達と予定が合えば映画を観に行ったりご飯を食べに行ったりしていて、一人の時はキックボクシングに行ったり、外で本を読んだりしています。一日中、家にはいられないタイプなので、必ず外に出て何かをしているんです。