櫻坂46村井優・谷口愛季・井上梨名が明かす、センターの決意と卒業への思い「飛び立つのなら今だ」
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井上梨名
――ここからは井上さんにお話を伺いたいと思います。今回は二期生曲「青空が見えるまで」も収録されています。
井上:まずはびっくりしました。メンバーそれぞれうれしかったと思うんですけど、二期生はあまり気持ちを表に出すタイプではなくて。でもうれしかったです。
――今回のシングルをもって卒業されますが、井上さんがパーソナリティーを務める『櫻坂46 こちら有楽町星空放送局』(ニッポン放送)では、卒業発表をしたときの同期の様子についても話していましたね。伝えたときは、どんな反応でしたか?
井上:あっさりしていました(笑)。
――発表のあと、皆さんすぐに帰ってしまったとか。
井上:そうなんです(笑)。ほとんどのメンバーには事前に話していなかったので、発表を聞いて、みんなびっくりしすぎて何も言えなかったみたいで。それですぐ帰ったらしいんですけど、それも二期生らしいなって(笑)。
後から言われたんですけど、メンバーの前で発表するとき、気恥ずかしさもあって、ほんの10秒くらいで「卒業することにしました」ってサラッと言って、一瞬で終わってたらしいんです。だから知らなかった子はびっくりして、考える暇もなく帰っちゃったっていう(笑)。「でも、二期生ってそういう感じだよね」って思いました。
――事前に話していたメンバーもいたんですよね。
井上:武元(唯衣)、松田(里奈)、田村(保乃)には伝えていました。武元と松田とはよくご飯に行くので、その流れで話して「寂しくなるね」っていう感じで。ただ、考えている時点で相談することはなくて、決めてから伝えました。田村とはよく旅行に行くんですけど、旅先では深い話もするので、そのときに話しました。

――卒業を考えるきっかけとなった出来事があったのでしょうか?
井上:昔はネガティブだったり、落ち込んだりすることも多かったんですけど、ここ最近はグループでの活動もですし、レギュラー番組やラジオ、外番組に出演する中で、自分のことを少しずつ認められるようになってきたんです。もちろんグループは大好きで、ずっと一緒に活動したい気持ちもあります。でも、「誰にでも卒業のタイミングは来る」と考えたときに、「自分は今なんじゃないか」と感じたんです。やり残したことはないと思えた瞬間があって、そのときに「いつか飛び立つのなら、今だ」と決めました。
――村井さん、谷口さんにお聞きしたいのですが、お2人にとって井上さんはどんな存在でしたか?
村井:お話ししていないときでも安心感がある先輩で、そばにいてくださるだけでホッとできました。どんなときでも明るく話しかけてくださって、落ち着くというか、場の空気がやわらぐんです。
谷口:私は加入当初から“滑舌”がイジられるという、共通点があって(笑)。いのり(井上)さんの明るさや、『サクラミーツ』(テレビ朝日系)での対応力にもいつも助けられてきました。どんな場面でも拾ってくださる安心感があって、心強い先輩です。

――今の言葉を聞いて、井上さんはいかがでしょう。お2人との印象深い出来事はありますか?
井上:愛季ちゃんはしっかりしていて、まっすぐ活動に向き合う子なんですけど、後輩らしいかわいさもあって。『こち星』で私が「かき氷を食べたい」と話したら、ブースの外で聞いていた愛季ちゃんが収録終わりに、「行きませんか?」と誘ってくれたんです。一緒に食べに行った帰り際に「また行こうね」と言ったら、めっちゃ笑顔で「グッジョブ!」のポーズをしてくれて(笑)。本当にかわいかったです。
優ちゃんは雰囲気がほわほわしていて、櫻坂46に癒やしを与えてくれる存在ですけど、パフォーマンスになるとスイッチが入って、別人みたいに変わるんです。そんなギャップが魅力ですけど、優ちゃんも後輩力が高くて。いつか一緒にお昼ご飯に行ったときには、元気もりもりで食べてて、「まだ食べられます!」くらいの勢いでした(笑)。どんなに頼もしい2人でも、後輩としてはいつまでもかわいいなって思います。
――後輩となかなかご飯に行けないという井上さんから貴重なお話をお聞きできました(笑)。12月16日、17日に開催される『Buddies感謝祭 2025 EX』の17日公演では井上さんの卒業セレモニーも開催されますが、どんなステージにしたいですか?
井上:自分にとってもファンの皆さんにとっても、思い出のある曲を披露できたらと思います。今まで7年間、本当にいろいろなお仕事を経験させていただいたので、私らしさを届けられるステージにしたいと思っています。

