高畑充希「稼働は10年前の半分に」 芸歴20年でたどり着いた“無理のない働き方”
世界中を感動と興奮で包み込み、日本でも累計興行収入35億円突破の大ヒットを記録した映画『ウィキッド ふたりの魔女』の続きを描く『ウィキッド 永遠の約束』が公開を迎えた。シズ大学で出会い、正反対の性格ながらも固い友情を築いたエルファバ(シンシア・エリヴォ)とグリンダ(アリアナ・グランデ)。しかし、動物迫害の黒幕が“偉大なるオズの魔法使い”(ジェフ・ゴールドブラム)とマダム・モリブル(ミシェル・ヨー)だと知ったエルファバは、「誰にも止められない」と大空へ飛び上がり、言葉を奪われた動物たちの自由のために闘うことを決意する。一方、グリンダはオズの国に残り、希望の象徴として名声と人気の恩恵を満喫する日々を送ることに。本作は、別々の道を選んだかつて親友だった二人に待ち受ける運命を、前作を越えるスケールで描く。前作に引き続きエルファバ役の吹替を務めたのは女優・高畑充希。昨年2月にテレビ番組で「ディファイング・グラヴィティ」を披露した際には「聴き入ってしまった」「泣きました」とSNSを中心に絶賛された高畑に今回クランクイン!がインタビューを行い、グリンダ役の吹替を務めた清水美依紗と一緒に収録した「フォー・グッド」などの楽曲の魅力や、20年を超えるキャリアの中で“重力に逆らった瞬間”などを聞いた。
【写真】エルファバ色の衣装が似合う 高畑充希の撮り下ろしショットほか
■「フォー・グッド」は清水美依紗と二人で収録
昨年2月に開催された『ウィキッド ふたりの魔女』のジャパンプレミアでは、エルファバ役のシンシア・エリヴォと、グリンダ役のアリアナ・グランデ、ジョン・M・チュウ監督が緊急来日し、着物姿の高畑と清水とともにジャパンプレミアイベントに登壇した。
映画『ウィキッド ふたりの魔女』ジャパンプレミアイベントに登場したシンシア・エリヴォと吹替声優を務めた高畑充希
もともとシンシアの大ファンだったと声優発表時に明かしていた高畑。実際に対面できたことは、『永遠の約束』の役作りに良い影響を与えたそうで、「ずっと手をつないでいたくらいシンシアとアリアナの仲が本当に良くて、ソウルメイトのような雰囲気がありました。物語の中だけでなく、本当に二人の間に友情が存在しているのを感じ、わたしも美依紗もすごく良い影響を受けました。監督もすごく温かい方でした」と懐かしそうに振り返る。
周囲から偏見や不当な先入観を受けていた大学生が、魔女として覚醒するまでを描いた『ふたりの魔女』から続く『永遠の約束』は、“悪い魔女”として悪名を着せられ民衆の敵となったエルファバが、オズの森に身を潜めながら自由のために闘い、“偉大なるオズの魔法使い”を暴こうとする姿を描く。
映画『ウィキッド 永遠の約束』場面写真 (C)Universal Studios. All Rights Reserved.
劇団四季やブロードウェイでも『ウィキッド』を鑑賞するほど作品愛の強い高畑だが、『永遠の約束』からは映画版ならではの魅力も感じたとのこと。
「舞台では、キャッチーな音楽が集中している第一幕のインパクトが大きくて、意外とストーリーを理解しきれていなかった部分が多かったなと気付かされました。映画だと至近距離で物語を追えるので、エルファバやグリンダの表情を間近に感じたり、『オズの魔法使い』とのつながりを再確認できたりと、より胸を打たれました。最後には友情に泣かされ…それから『ウィキッド』は本当に名曲が多いなと改めて感じさせられました」
高畑が言うように、「ポピュラー」「ディファイング・グラヴィティ」といったおなじみの楽曲が登場した前作に続いて、『永遠の約束』でもドラマチックな楽曲が映画を彩る。本作の原題『ウィキッド:フォー・グッド』にも入っている「フォー・グッド」ほか、エルファバのソロ楽曲「ノー・グッド・ディード」、そしてスティーヴン・シュワルツが本作のために書き下ろした、エルファバとグリンダのそれぞれの新曲「ノー・プレイス・ライク・ホーム」「ザ・ガール・イン・ザ・バブル」など、公開前から楽曲にも熱視線が集まる。
映画『ウィキッド 永遠の約束』場面写真 (C)Universal Studios. All Rights Reserved.
エルファバとグリンダにとって重要な楽曲「フォー・グッド」のレコーディングは、高畑と清水が二人そろって行われたそう。
「基本的に歌は個別で収録したのですが、『フォー・グッド』だけは美依紗と一緒に録りたいと思い、今回それがかないました。お互いスケジュールがなかなか合わなくて、1時間くらいしか収録する時間がなかったのですが、一緒に歌ってみると、一人で歌う時との感情の出方の違いを実感しました。映像で見ていた美依紗のグリンダの声が、実際に目の前で聞こえるとうれしいんですよね。ハモれたこともうれしくて、すごく気持ちのいい収録でした」
さらに驚いたことに、エルファバのソロ楽曲「ノー・グッド・ディード」は、試行錯誤の連続で、その場で訳詞を変更しながらレコーディングが行われていたという。

