山崎育三郎、「ミュージカル界の起爆剤に」新グループオーディションをプロデュース “日本発の作品を世界へ”夢の第一歩

――応募条件は年齢不問とのことですが、どんな原石と出会いたいと思われていますか?
山崎:僕はミュージカルというのはジャンルを超えたエンタメだと思っているんです。ミュージカル俳優だけが携わる場所ではなくて、俳優さんだったり、歌手の方だったり、いろんな方がミュージカル作品に参加される。しかもミュージカル自体も1つの音楽のジャンルで構成されているわけではなくて、クラシカルな作品があれば、ロックミュージカルもあり、近年ではラップのミュージカルもある。時代とともに変化していって、いろんな音楽があふれているのがミュージカルなので、今回選ばれたメンバーにもそれぞれが自分の武器となる音楽を表現してほしいと思っています。
第一次審査にもクラシックやオペラを勉強している音大生や、ミュージカルを目指して芝居で歌うのが得意な子、ロックを歌っている子、R&Bを歌っている子、いろんな方がオーディションに参加してくださっているので、自分はこれが得意だという武器を持った子を集めたいと思っています。1つのグループの中からいろんなサウンドが聞こえてくるような、そんなグループにしたいと考えています。
――山崎さんは、これまで井上芳雄さん、浦井健治さんとの「StarS」、尾上松也さん、城田優さんとの「IMY」といったユニットでの活動経験があります。
山崎:その前には「ESCOLTA」というグループもありますね。いろんなグループを経験する中で感じるのは、ミュージカル俳優たちが集まった時のエネルギーといいますか、可能性がすごく満ちあふれていること。歌って踊って芝居してというのはもちろん、若い時からトークショーやディナーショーなどのためにMCもものすごく考えながらやりますし、本当に全部やらなきゃいけないんです。全部を追い求めてやってきたメンバーが何人も集まったら、可能性は無限に広がるなと毎回実感していました。
今回はソニー・ミュージックからメジャーデビューし、研音に所属と、マネージングとしても全面的にバックアップしていけるのでより楽しみにしています。
――これまで数多くのオーディションを受けてこられた中で、強く心に残っているものはどの作品でしょう。
山崎:もう20年前になりますが、やっぱり『レ・ミゼラブル』ですね。19歳の時MDに自分の声を録音して送るところからスタートして。最終審査でジョン・ケアードさんの前で歌ったんですけど、課題曲の「カフェソング」以外の楽曲も聴きたいと「時間をあげるから、ピアノの先生と練習してきてほしい」と言われたんです。でも「すぐ歌います。練習も譜面もいりません。もう体の中に入っているので、すぐ歌わせてください」と即答して、結局5曲くらい歌ったのかな。熱意や、マリウスという役に懸ける思い、誰よりも『レ・ミゼラブル』のマリウス役を愛しているということが伝わって合格できたのかもしれません。あの時の自分はすごくキラキラしていたし、あそこから全てがスタートしたので今でも忘れられないですね。
今、応募書類を見させていただいてる中でも当時のことを思い返しますし、あの頃の僕のように、自分は誰よりもこれが好きだ、自分は人になんて言われようとこうなんだって言い切れる人、自分の言葉を持っている人に魅力を感じるので、そういうメンバーに出会えることを楽しみにしています。

