『キングオブコント』王者・ラブレターズ、次なる山は偉大な先輩「超えないと、この事務所にいる意味がない」
――近年のラブレターズの単独では、ダウ90000の蓮見翔さんが作るコントが必ず1本ありますよね。
塚本:蓮見くんが大学出て1、2年目くらいからやっているので、もう5年目かな?
――先見の明ですね。
塚本:そう、これは太字で書いといてください。
溜口:早かったよね。蓮見翔を見出したのは俺たち。……悔しいっすよね。今、本当にいろんな方が蓮見くんとお仕事をされて、みんな自分が見つけたみたいな顔してますけど、僕らは昔から蓮見翔のネタが面白いといろんなところで言っていたわけで。
塚本:僕らはずっと観てますよ。
溜口:毎回すごいクオリティのものを出してくれるので、ありがたいですね。
塚本:めちゃくちゃ助かってます。そこでちょっと色が変わるし。毎回僕らに当て書きしてくれるので、僕ら世代のこととか、子どもがいる親目線のあるあるとか書いてくれるんですよ。若いのになんでそんなこと知ってるんだろうと思います。
溜口:僕らが普段使っている言葉で書いてくれるから、セリフが覚えやすいんですよ。あと、蓮見のネタをやると「溜口さんすごい」「お芝居もいけるんだ」と思われるから、ありがたい。
塚本:僕からしたら、「蓮見のネタが一番面白かった」と言われないようにするという戦いもあります。実際、言われたこともありますし。でもそのおかげで、単独でできたネタで7年ぶりに『キングオブコント』決勝に行けたので、鍛えさせてもらってますね。マリオカートのゴーストみたいに。
溜口:年齢、一回り下だけどね。
塚本:でも大先生だから。
溜口:そりゃあ蓮見人気にあやかりますよ! だって、僕ら(タモリを見出した)赤塚不二夫だから。最後まで面倒見てくれよって思ってます。
――もう一つ、溜口さん作のコントもありますね。
塚本:溜口さんのコントはただ楽しいだけです。僕からしたらすごいですよ、あんなコントを書けるなんて。
――お2人のラジオ(『ラブレターズの階段腰掛け男』/TBSポッドキャスト)で、コントを芥川賞と直木賞に分けるお話がありましたよね。塚本さんが書くコントは純文学的で芥川賞っぽいと言われていましたが、それでいうと溜口さんのコントはエンタメ=直木賞的ですね。
溜口:そうですね。ただ、僕は普通に正統派コントを書いている感覚なんですよ。先日、事務所ライブで僕作のコントを披露したら、ゲストのお抹茶(元トンツカタン)が「自分の単独ライブに活かせそうです」と言ってきて。僕はダウ90000とかに影響を与えたかったのに、いつも変なネタをやっているお抹茶に響くネタだったのかと。でもうれしかったですね。今回も塚本さんとも蓮見くんとも毛色の違うネタを入れられたらと思います。
――そんなバラエティに富んだネタをそろえて、今回は初の4都市ツアーですね。大阪、名古屋、東京、そして初の仙台。
溜口:大阪、名古屋の方はファミリー感が強くて、一度来てくれたらもうそこからずっと来てくれる方も多いし、開演前に音楽が鳴ったらもう拍手してくれたりして、熱量がすごいんですよ。
塚本:あれうれしかったな。名古屋は、僕の出身の静岡が近いので、(優勝ネタの中にも登場した)ジュビロ磐田のサポーターの方がユニフォームを着て観に来てくれて、僕らをきっかけにお笑いを好きになりましたと言ってくれる方がいたりして、めちゃくちゃうれしいですよ。
溜口:東京にいても、「離れた場所に応援してくれている人がいるんだ」と思うだけですごく励みになるんですよ。だから仙台の方にもぜひ来ていただきたい。
塚本:これはぜひ。
――溜口さんはヤクルトファンとしても活躍されていますが、ヤクルトファンの方が単独に来たりも?
溜口:まあ……。
マネージャーさん:いらしてますよ! グッズを身につけた方をお見かけします。
溜口:よかった。ヤクルトファンはあまり表に出さない、控えめな方が多いんですよ。9〜10月は一番大事な時期ですけど、合間を縫って神宮から赤坂まで駆けつけてほしいですね。
