「全部ベアが悪い!」 “怖いのに笑える”新感覚ホラー『オブセッション 災愛』を女性たちが本音で語る<座談会>
全米で異例のメガヒットを記録したホラー映画『オブセッション 災愛』が、ついに日本上陸。SNSでは「怖いのに笑える」「ぶっ飛んでてヤバい」「ホラー苦手なのに超楽しめた」「主人公の男ひどすぎる」など話題沸騰となっている。本作は、内気な青年ベアが、願いが叶うという “ワン・ウィッシュ・ウィロー(願いの柳)”に「ニッキーが僕を誰よりも愛してくれますように」と願ったことから、“最愛”の彼女が やがて“災愛”へと変貌していく恐怖を描く新感覚ロマンティックホラー。クランクイン!では、本作を鑑賞した映画好きの女性たちによる座談会を開催。同じ作品を観ても、共感するポイントは人それぞれ。「わかる!」とうなずく恋愛あるあるから、思わず悲鳴が上がる実体験の“災愛”エピソードまで、本音で語り尽くした。
【写真】思わず笑っちゃうくらいすごい 『オブセッション』ニッキー百面相<フォトギャラリー>
【座談会参加者】(以下、敬称略)
メイ:アラフォー編集者。メンヘラ歴30年超のベテラン。
モコ:映画ファン。ホラーも好物。
TYAM:映画と映画を愛する社会人。ジュラパ最高。
ニナ:映画好きの主婦。サバサバタイプ。
アンナ:映画好き会社員。幼少期にお呪い経験あり。
エリカ:パワフルに生きる元メンヘラ。
チョウ:絶賛メンヘラ期のアラサーOL。映画ファン。
■「怖い」だけじゃない “トチ狂ってる”新感覚ホラーに困惑と共感
メイ:本日は試写会に続いて座談会にもご参加いただきありがとうございます。まずは率直な感想を教えてください。
モコ:めちゃめちゃ面白かったです。よくあるホラーなのかなと思って観始めたんですけど、全然違いました。あの"トチ狂ってる感"というか、見たことのないタイプのホラーでしたね。ホラーは結構観るんですけど、これは新鮮でした。「これが今アメリカでバズるんだ」っていうのも含めて納得しました。怖かったけど、すごく面白かったです。
TYAM:私はシンプルに怖かったです。ジャンプスケアもありましたけど、それ以上に顔の演出が印象的でした。暗闇で目だけ光っていたり、笑顔が引きつっていたり。『Pearlパール』のラストみたいな不気味さがあって、じわじわ怖かったです。あと一番怖かったのは、ベアが帰ってくるのをずっと同じ場所で立って待ってたシーン。ニッキーの口の周りや絨毯が汚れていて…何を出したんだろうあれは…。
ニッキーに何が… (C)2026 Focus Features LLC.
ニナ:怖いもあるんですけど、もうびっくりしちゃって。しかも、こちらをビビらせておいて、その直後に「オッケー!」みたいなテンションになるギャップが面白かったです。血だらけなのにニコニコ笑っていたり、その異常なギャップが癖になりました。
アンナ:怖いんですけど、それ以上に学生時代の恋愛を思い出しました。「あなたしか見えない」みたいなメンヘラっぽい恋愛ってあったなって。共感性羞恥みたいな感覚で見ていました。
全員:わかる!
エリカ:正直、レビューが難しい映画だと思いました。ホラーでもあり、コメディ要素もあり、さらに恋愛映画(メンヘラ映画)でもあったり、ジャンルに収まらない作品ですよね。でも女性だからこそ、「わかるけど、わかるけど……」って思う部分もありました。
チョウ: 私はニッキーに結構共感できてしまって。すごいメンヘラなので、わかるわかるってずっと思ってて。ただ行動に移さなかっただけで、「こういうこと本当はしたかった!」っていうのを全部やってくれたので爽快でした。すぐおかわりしたいです。
メイ:私もメンヘラを自称していますが、ニッキーにフル共感する方がいるとは……。
全員: ガチの人だった……。
全然安心できない笑顔 (C)2026 Focus Features LLC.
■ニッキーに共感できる?「わかるけど、ここまでは…」
メイ:チョウさんから「ニッキーに共感できる」という衝撃発言がありましたが(笑)、皆さんはどうでしたか?
アンナ: ニッキーの、「あなたがいなくなったら、私は冷たくなってるかもね」っていう脅しは、なんとなくわかります。
メイ: 身に覚えが?
アンナ: 身に覚えはないですけど!(笑)
TYAM:私は相手をどうこうしたいっていうタイプではないんですけど、学生の頃は、彼氏に自分の意見が通らなかったら「じゃあもういい」って、自分から出て行っちゃうことはありましたね。「ちょっと心配して追いかけてきてくれないかな」みたいな気持ちは、少しあったと思います。
メイ:一方で、きっかけを作ったのはベアでした。告白できず、「願いの柳(ワン・ウィッシュ・ウィロー)」で「ニッキーが僕を誰よりも愛してくれますように」と願った行動はどう思いましたか?
エリカ:いいですよね。童貞っぽくて(笑)。
TYAM: おまじないにすがる気持ちはわかります。学生時代にそういうのあったなって。でも叶ったら願いじゃなくて呪いになるかもしれないというのを、今回の映画を観て思いました。
メイ:願いの代償で暴走していくニッキーですが、思わず笑ってしまったシーンはありますか?
ニナ: あの、口がへの字になった不機嫌顔ですね(笑)。美人があんな顔しちゃうの!?って。思わず笑ってしまうけど、やりすぎてない感じがよかった。
必殺“への字口” (C)2026 Focus Features LLC.
アンナ:謝り方が軽いのも面白かったです。ものすごく怖がらせにいってたのに、突然「あ、ごめんなさい♪」みたいな。
エリカ:スイッチのオンオフですよね。笑っちゃいました。
TYAM:行動は極端だけど、男性から見たら女性の感情の起伏って、ああいうふうに見えているのかなって思いました。
エリカ: 生理前の私!?って(笑)。大げさではあるけど、感情の切り替わりはわかります。
メイ:向こうからすると理不尽な不機嫌さはあるかもしれませんね。メンヘラとしては、本当に辛いと思っていて、それも含めて受け止めてほしい気持ちはあります。
チョウ:うんうん。
メイ:でも、最初は受け止めてくれても限界はあります(笑)。うちは子どもが生まれてから、やっぱりそれどころじゃなくなって、昔はもっとヨシヨシしてくれたのに、今は「しっかりして!」って言われます(笑)。
チョウ:やだ~。そうなったら暴れちゃう……。
全員:(やっぱり)ニッキー……!
