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『進撃の巨人』『ジョジョ』脚本家・小林靖子、アニメの実写映画化について語る

映画

人気アニメの脚本を手掛ける小林靖子、『牙狼<GARO>』劇場版新シリーズの裏側を明かす
人気アニメの脚本を手掛ける小林靖子、『牙狼<GARO>』劇場版新シリーズの裏側を明かす(C)2013「絶狼」雨宮慶太/東北新社

 東映特撮ドラマ『仮面ライダー』シリーズやアニメ『進撃の巨人』『ジョジョの奇妙な冒険』、2005年にテレビ東京系の深夜枠で放送された『牙狼<GARO>』など代表作が枚挙にいとまがない脚本家・小林靖子。そんな彼女に、2014年3月、『牙狼<GARO>』ファンの間でも、高い人気を誇っていたゼロこと魔戒騎士・涼邑零を主人公にした劇場版新シリーズ『絶狼 <ZERO> ‐BLACK BLOOD‐ 』の見どころや、アニメの「シリーズ構成」という仕事、そして人気アニメの実写化の現状などを聞いた。

【関連】『絶狼 <ZERO> ‐BLACK BLOOD‐』場面写真

 2005年にテレビ東京系の深夜枠で放送された『牙狼<GARO>』は、テレビドラマの水準をはるかにしのぐクオリティーで、特撮ファンの間でも大きな話題となった。その後、シリーズ化された『牙狼<GARO>』は、劇場公開版やゲームなどのメディアミックスを展開し、成功を収めている。

 小林と『牙狼<GARO>』シリーズの接点は、2011年から放送された『牙狼<GARO>~MAKAISENKI~』第5話の脚本を担当したところにさかのぼるが、「雨宮(慶太)監督から『もう一度やりませんか?』って声をかけていただいたんです。最初は1本の映画という企画だったのですが、紆余曲折を経てテレビシリーズで6本、そしてそれを劇場公開するということになったんです」と本作を執筆した経緯を語る。

 本作で主人公を務めたのが『牙狼<GARO>』シリーズでも登場していた藤田玲演じる魔戒騎士・涼邑零。「雨宮さんが『とにかく格好いい零を見せたい。牙狼シリーズでは出せなかった零を描きたい』と仰っていたんですね。(前シリーズの主役・冴島)鋼牙と比べると零は人間ぽい部分があったので、キャラ同士の絡みでちょっと冗談を言えるような軽いテイストにすると零の魅力が出るのではないのかなという所は意識しました」。新たな一面を見せた零は、人間味あふれる姿でスクリーンを躍動するが、「今回はキャラクターが転がっていくというよりも、ライブ感あるストーリーが物語を引っ張っていった感じですね。初めての経験なのですが、プロットを作らず、いきなりシナリオを書いたんです。週刊連載みたいなノリですね」と小林は執筆秘話を明かした。

 『進撃の巨人』や『ジョジョの奇妙な冒険』など大人気アニメの「シリーズ構成」を担当している小林。一般的には聞きなれないポジションだが、いったいどんな役割を担っているのだろうか?「例えば原作ものがあると、テレビの尺(1話何分で、何話放映か)を考慮して、1話ごとにどのような場所で切ったらいいのかを考えて、各脚本家さんに発注するような仕事ですね。アニメの交通整理というか現場監督。基本的には、シリーズの方向性などを決めるために第1話はシリーズ構成が脚本を書くんですね。余裕があればその後も自分で書くのですが、アニメの現場ってコンテマン(絵コンテライター)さんが5人いれば、5つの物語が進行できるので、本を早く欲しがったりすることもあるんです。そうなると同時に何人かの脚本家さんにシナリオを頼まなくてはならないので」。

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